チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、ビジャレアルvsバイエルンが6日に行われ、1-0でビジャレアルが先勝した。

ラウンド16でユベントスを撃破し13季ぶりの準々決勝進出を果たしたビジャレアルは、ジェラール・モレノとダンジュマの2トップで臨んだ。

一方、ザルツブルクとの1stレグこそ引き分けたものの2ndレグで7ゴールを挙げて3季連続のベスト8進出としたバイエルンは長期離脱していたアルフォンソ・デイビスを先発で起用した。

立ち上がりから仕掛けたのはバイエルンだったが、先制したのはビジャレアル。8分、中盤でうまくボールをつないだ流れからパレホのシュートをゴール前のダンジュマがコースを変えてネットを揺らした。

先制後はビジャレアルがペースを握り、バイエルンに攻撃の形を作らせない。攻撃に転じた際もボールロストが少なく安定した試合運びを見せていった。

ハーフタイムにかけてもフラットな[4-4-2]の強固なブロックを築くビジャレアルバイエルンに好機を許さず時間を進めると、41分に追加点を奪いかける。左サイドからのコクランの左足クロスがそのままゴールに吸い込まれた。しかしVARの末にコクランのポジションがオフサイドでノーゴールに。前半を1点のリードで終えた。

迎えた後半も前がかる入りとしたバイエルンだったが、ビジャレアルは53分にジェラール・モレノがポスト直撃のミドルシュートを浴びせて牽制。

さらに57分にもカウンターからジェラール・モレノに決定機が訪れたビジャレアルが流れを引き寄せていく。流れの悪いバイエルンがゴレツカとサネを投入した中、62分にもビジャレアルビッグチャンス。ボックス外へ飛び出したGKノイアーのキックミスをジェラール・モレノがカットしてハーフラインから無人のゴール目掛けてロングシュート。だが、わずかに枠を捉えきれなかった。

終盤にかけては自陣に引いたビジャレアルバイエルンを封じると、87分にも追加点のチャンス。カウンターの流れからボックス内に侵入したペドラサがシュートに持ち込んだが、枠を外してしまった。

それでもビジャレアルが1-0で逃げ切り。来週行われる2ndレグに向けてアドバンテージを得ている。

サムネイル画像