ハブインターナショナル株式会社(鹿児島県奄美市 代表:吉野宏一)は2022年5月5日に、誤った抱っこのしかた等が原因で発症する乳幼児の先天性股関節脱臼に関する予防イベント「正しい抱っこ講座」を保護者向けにオンライン開催致します。コロナ禍で発見や治療が遅れる同疾患を家庭で自主予防できるよう抱っこのしかたや同疾患に関する知識と傾向について、小児整形外科医からお伝えして参ります。

【先天性股関節脱臼とは?】
先天性股関節脱臼とは、乳幼児期の誤った抱っこのしかたや偏った体勢が原因で起こる、赤ちゃんの股関節の脱臼のことを言います。現在、わが国では300~500人に1人の赤ちゃんに、同疾患が発症しているという研究データがございます。“先天性”とは言うものの、出生後から6ヶ月間に、抱っこのしかたが原因で発症することがほとんどです。抱っこのしかたを正さない限り、治ることはなく、そのまま放置すれば、成人してから強い痛みを生じることがあります。また、高齢期には人工関節を入れなければならない可能性が高まり、一生つき合わなければならない股関節疾患となり得るのです。

【なぜ予防イベントなのか?】
「正しい抱っこ講座」は、先天性股関節脱臼の予防イベントです。同疾患の専門医である小児整形外科医から基礎知識をお伝えするとともに、予防のための正しい抱っこのしかたについて、ワークショップ形式で実践して参ります。
昨今、コロナ禍により、同疾患の発見が遅れるケースが後を絶ちません。産科で生まれた赤ちゃんは、2~4ヶ月の間に小児科で乳幼児検診を受けます。このタイミングで同疾患の診察が行われますが、発症が確認された場合、次は小児整形外科に引き継がれることとなります。短期間のうちに、3つの科を回り、ようやく治療開始となるため、コロナ禍では、どうしても発見が遅れたり、病院間の連携が遅れたりすることで、治療の遅れを招きます。しかしながら、同疾患の80%以上は、そもそも“誤った抱っこのしかた”が原因で発症します。つまり、抱っこのしかたさえ間違えなければ、家庭でも自主予防できることがほとんどなのです。コロナ禍で、発見と治療が遅れる今だからこそ、家庭内における徹底した予防スキルが必要であると考え、この度の予防イベント開催を決意致しました。

【なぜオンライン開催なのか?】
オンライン開催とする理由は3つございます。1つは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン開催と致しました。2つめは、乳幼児を連れての受講となるため、ご家庭からでも安心して参加できる形式をとれるように致しました。3つめは、同疾患の担当科である小児整形外科は、地方では非常に少なく、大都市圏に集中しております。地方のご家庭にこそ、予防意識を高めていただく必要があり、全国どこからでも受講できる体制を整えました。

【なぜ5月5日開催なのか?】
ご存じのとおり、5月5日は「こどもの日」です。こどもの日とは、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」として、1948年に祝日法で制定されました。生まれて間もない子どもに多発する同疾患について、すべての保護者が予防意識を高め、予防方法を具体的に身に着けていくことは、まさに「こどもの幸福をはかる」行為そのものだと考えます。いずれ子どもが成長し、難なく歩行ができ、本人自身が健やかな人生の歩みを実感できた時、その子にとって5月5日は「母に感謝する日」ともなり得ると、信じてやみません。

【イベント概要】
・開催日時:5月5日(木) 13時~、15時~(2回開催予定。各回30程度。同じ内容となります)
・開催場所:ZOOMによるオンライン開催
・講座概要:先天性股関節脱臼の予防のための「正しい抱っこのしかた」を実践と知識の両面からお伝えします。
・参加費:無料
※内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。

【イベント参加方法について】
以下のイベント公式ページにて、参加方法をご案内しております。なお、参加費は無料です。
https://shonikai-nika.com/event/

【講座で使う教科書について】
この度のイベント開催にあたり、先天性股関節脱臼の予防啓発冊子「小児科医ニカちゃん ~ママ、その抱っこで大丈夫?~」を制作致しました。同冊子は当日の講座の教科書として使用致します。わかりやすいマンガ形式で、同疾患について解説しております。どなたでもご一読いただければ、簡単に予防の知識と方法が身につき、ご家庭での自主予防にお役立ていただけます。なお、当日はオンライン開催となりますゆえ、冊子内容はWEB上で自由にご覧いただけます。イベント公式ページにて、すべて無料公開しております。

【当日講師を務める吉野宏一について】
小児整形外科医。大阪赤十字病院附属・大手前整肢学園にて小児整形外科医として勤務の後、米国メリーランド州立大学カーナン病院(メリーランドセンター骨変形治療・脚延長科)に留学。米国トップクラスの小児整形外科医ジョン・ハーゼンバーグ医師に師事。現在、スカイ整形外科クリニック会長。年間500件以上の小児整形外科に関する診療を行っている。主なメディア出演に、「ザ!世界仰天ニュース/日本テレビ」。著書に『「低身長」は手術で伸びる ―画期的な骨延長治療「イリザロフ法」のすべて/現代書林』がある。

【予防啓発冊子の設置場所・配布店等の募集】
今回の開催に併せて、当冊子の設置場所や配布店を募集いたします。医療機関や公共施設だけでなく、民間施設や店舗など、幅広く募っております。募集詳細はイベント公式ページにて案内しております。

<現在の冊子設置場所一覧(※一部)>
大阪府茨木市をはじめ、全国の病院や調剤薬局で設置および配布をしております。
茨木市保険医療センター
茨木市医師会事務所
茨木市子育て広場
・奄美市役所(名瀬総合支所)
・徳之島徳洲会病院
・名瀬徳洲会病院
・その他離島の徳洲会病院
・みしなこどもクリニック
・全国600店以上の調剤薬局チェーンなど、他多数。

【HABU INTERNATIONAL, Inc.株式会社について】
名称:HABU INTERNATIONAL, Inc.株式会社(ハブインターナショナル株式会社)
代表取締役:吉野宏一
本社 : 鹿児島県奄美市名瀬小浜町25-1-301エムディア奄美
設立年月日:2021年9月22日
WEB : https://habu.club/
事業内容:医療・一般著作物発行事業、医療ネットワークソフトウェア開発サポート事業など

配信元企業:ハブインターナショナル株式会社

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