お笑いコンビ・爆笑問題太田光4月6日放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)に出演し、性加害疑惑が報じられた映画監督の園子温を「クソ野郎」とまくし立てた。

 若手女優に対する性行為の強要があったと報じられ、大きな物議を醸している園監督。自身の公式サイトでは“事実と異なる点が多い”として、法的措置に出る構えを示しているが、2018年公開のオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」で共同監督・脚本を務めた間柄の太田は、今回の疑惑を激しく糾弾した。

 かねてより、打ち上げなどで同席した際には、園監督に対して「お前が評価されているのは女優さんのおかげだ」と指摘してきたという太田。「記事で読んだ限りだけど、その女優さんを大事にしなきゃダメだろって。俺は前から言ってきた。お前の才能はゼロなんだと。お前のいちばん大事なものじゃなかったのか? 映画って。それを下心の道具に使ったんだろ、お前は。そういうことだろ? あいつが“クソ野郎”だった」と突き放した。

 また、米アカデミー賞でのビンタ事件も絡めて、「アイツこそ、ウィル・スミスに殴られればいいんだよ」と表現すると、「お前にとっていちばん大事なものは何なんだよ。それを誘惑の道具に使うんじゃない。そこ(映画の世界)は神聖なものであったんじゃないのかって。女性を口説こうが、何しようが、俺には関係ないけど、バカだなぁ、本当に」と呆れながら非難していた。

「幼少期から文学や映画の世界に触れ、そうした文化とともに思春期を過ごしてきた太田にとって、旧知の仲であり、犬猿の仲として激しく舌戦を展開してきた園監督による女性スキャンダルには、ひと言物申したい思いがあったのでしょう。ネットでは、園監督に対するストレートな言葉をぶつけた太田に対し、『太田さん、カーボーイ太田上田の言動から本当にピュアで誠実な人なんだというのがわかる』『太田さんはすごくまともな人なんだなって改めて感じました』『よく言った』『こういう時の太田は心強いな。しがらみが少ないのは強い』『これはぐうの音もでない』『太田は一貫して園を批判してきたから筋は通ってる』『太田は映画についてはガチだからなぁ』『太田、もっと言え』など、好意的に捉える見方が大半でした」(テレビ誌ライター)

 果たして、太田の訴えは園子温の心にどこまで響くのか。

(木村慎吾)

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