4月9日よりスタートした土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」(毎週土曜夜11:00-11:30※初回は夜11:00-0:00、テレビ朝日系)の放送直前生配信イベントが同日に行われ、主演の小芝風花、共演の松本まりか、毎熊克哉、池谷のぶえ、大倉孝二のほか、豊島圭介監督、司会進行の久保田直子アナウンサーが登壇。キャスト陣は全員、役メークと袴姿で登場し、会場を華やかに盛り上げた。撮影現場での裏話や作品への思いを語ったほか、キャストの“実は○○な姿”を各部門ごとに表彰する「The 1st YOKAI AWARDS」を開催。さらに、生配信中に届いた視聴者からの質問に答えた。

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■「妖怪シェアハウス」とは?

同作は、小芝演じる気弱で空気を読むことだけが取り柄だった澪が、シェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、さまざまなトラブルを乗り越えながら成長していく姿を描いた異色のホラーコメディー。2020年夏クールに放送された「妖怪シェアハウス」の続編となっている。

今回も主人公・目黒澪役の小芝に加え、お岩さん/四谷伊和役に松本、酒呑童子/酒井涼役に毎熊、座敷童子/和良部詩子役に池谷、ぬらりひょん/沼田飛世役に大倉が続投。

前作で、「小説を書きたい」という夢を見つけ、“妖怪ヒラキナオリ”としてシェアハウスから羽ばたいていった澪だったが、続編では、またしてもボロボロになった状態でシェアハウスに里帰り。再び妖怪たちと一緒に暮らすこととなる。

松本まりかが遅刻?その理由とは

「久しぶり皆さんと会った感覚は?」と問われた小芝は、「お会いするまではドキドキしていたんですけど、会ってみると本当に一瞬で一年半前に戻った感覚でした」と再会を振り返った。

また、「食べ物の話しかしてないです。『どこの何がおいしい』とか『今これにハマっている』とか。あとは、まりかさんが健康にすごく詳しいので、毎朝青汁や酵素ドリンクを振る舞ってくださります」と撮影現場でのやり取りを明かした。

すると松本が「でも風花ちゃんは(青汁を)飲んでくれない。のぶえさんと大倉さんは『おいしい、おいしい』って飲んでくれるんですけど」と発言。

しかし大倉がすぐさま「いや、俺もあんまり好きじゃないよ」と告白すると、一同は爆笑。松本は「好きじゃなかったんですか?おかしいなぁ。知らなかった」と悲し気につぶやき、チームワークの良さを見せつけた。

池谷は「シーズン1では、皆さんちょっと探り探りな感じだったんですけど、2で一気にギュッと打ち解けて、本当にシェアハウスにいるような状況になっていました」とコメント。

毎熊は「親戚で集まったようなかんじですかね。確か、本読みをした日に、今回のセットに案内してもらって、みんな私服でしたが、セットに入っていくと一気に戻るかんじがありました。もう元通りですね」と答えた。

しかし大倉だけが、「これといった感慨はなかったですね」と発言し、またもや笑いを誘う。続けて「本読みの日に、ここだけの話、まりかちゃんが遅刻しまして。彼女だけZOOMで本読みだったんですよ」と暴露。

この話には、松本も「これには理由があってですね、大雪が降った日でして、いろいろな高速道路が閉鎖されてしまって、都内を1時間ほどぐるぐるして…」と慌てた様子で弁解していた。

■「“頑張ったで賞”かと思ったら、まさかの“笑いすぎてる賞”」

その後、豊島監督より「The 1st YOKAI AWARDS」が執り行われた。ここでは、監督と現場スタッフだからこそ知っている、キャストの“実は○○な姿”を各部門ごとに表彰。

“撮影は日々、絶対に笑ってはいけないグランプリ”は小芝が受賞。監督から星形のトロフィーが贈られると、「えぇ、すごい!かわいい!」と笑顔を見せた。

しかし監督からは「本来は笑ってはいけないのですが、小芝さんの笑い声がずっとセットに響いていて、『真面目にやってるのかな?』と思って(笑)」とコメントが。

それを受けた小芝は「てっきり、名前を聞いて、皆さんの個性豊かで面白いお芝居を頑張って笑わないように堪えている“頑張ったで賞”かと思ったら、まさかの“笑いすぎてる賞”(笑)。ただ、撮影には真剣に取り組んでいました。ありがとうございます!」と受賞を喜んだ。

さらに、酵素ドリンクやハンドクリームを周囲に勧めるなど、その美意識をキャスト陣に浸透させた松本が“現場の美意識を爆上げグランプリ”を、特殊メークに一番時間がかかるため、起きるのが3時台だったという毎熊が“超絶早起きグランプリ”を受賞した。

■お茶場の充実ぶりにキャスト陣も大満足!

さらに、“お茶場の住人グランプリ”を池谷のぶえが受賞。監督から「気が付くと、いつもお茶場にいる」と暴露されると、池谷は「童がいるところは豊かになるじゃないですか。だからお茶場にずっといるんです」と笑顔。

続けて、「まずは朝来てパトロールをして、『誰々さんから頂きました~!』と言われたらパトロールをして、お昼前にパトロールをして、お昼が終わってもパトロール、帰る前にパトロール」と、一日中お茶場を見回りしていることを明かした。

また、「コーヒーを豆から挽いてくださったり、チャイとかもスパイスを煎ったり、すり潰して入れてくださったりして、本当にとてもうれしかったです。まりかちゃんが持ってきてくれたみかんをジュースにしてくださったり、形をどんどん変えて…」とその充実ぶりを報告。

大倉も「チャイチャイチャイおいしかった」と、かなりお気に入りだった様子で、小芝も「バレンタインの時に、カカオから挽いてココアを作ってくださったんです。ものすごくおいしかったです!」と、制作部お手製のドリンクの数々に感謝していた。

大倉は、監督から「そもそも小芝風花さんが“撮影は日々、絶対に笑ってはいけないグランプリ”を取った元凶が大倉さんです。台本通りやってくれない」と告発されつつも、“アドリブフェスティバルグランプリ”を受賞。困った顔を見せながら、「いろいろな仕事に支障が出そうなので、お返しします」とコメントし、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

小芝風花が抜群のネーミングセンスを披露!

生配信中に視聴者から届いた「もし、自分がシェアハウスで一緒に暮らすならどの妖怪がいいですか?」との質問には、大倉が「すごく深い睡眠にいざなってくれる妖怪」と回答。これには周囲からも「いいなぁ!」と声が上がった。

小芝は、“溶解”と“妖怪”を掛け、「脂肪“妖怪”」とコメント。「『ここ食べて』と言ったところの脂肪を食べてくれる妖怪が欲しいです」と説明し、「うまいネーミングだなって思ってます(笑)」と自ら補足すると、会場から笑いが。久保田アナから「座布団を運んでもらいたいくらいでした!」と賛辞を贈られていた。

毎熊は「妖怪時間戻し」、松本は「詩ちゃん(和良部詩子)は絶対必要でしょうね。映画で、詩ちゃんの大事さがとても身に染みて分かるシーンがあるので、詩ちゃんです」と回答。

一方の池谷は、「気付くと人生ずっと洗濯している気がして。洗濯をしてくれる妖怪がほしいです」とぼやいた。するとすかさず大倉が「洗濯機があるじゃない。知ってる?」と指摘。

これには、キャストも現場カメラマンも吹き出してしまい、池谷は「(洗濯機は)畳んでくれないじゃない?畳むまで。それか、畳まないでずっと持っていてくれてもいい」と弁明した。

最後に、小芝が「皆さんのお声のおかげで、続編シーズン2と映画化も決定しました。皆さんの期待を上回るような、すごく面白い作品ができたので、これからのドラマと映画を楽しみにしていてください。よろしくお願いします!」と呼び掛け、イベントは終了した。

4月9日に「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」放送直前生配信イベントが行われた/ (C)テレビ朝日