ラッパ屋による、リーディング公演の2作品『ショウは終わった』と『七人の墓友』が、2022年5月に新宿シアタートップスにて上演されることが決定した。この度、ラッパ屋主宰の鈴木聡よりコメントが届いた。

ラッパ屋は鈴木聡が主宰・脚本・演出を務める劇団。「おまぬけなコメディ」をはじめ多くの喜劇を生み出し、演劇ビギナーからマニアまで、さまざまな演劇ファンから支持されている。

そんなラッパ屋が今回、リーディング公演を2作品行う。2022年5月10日(火)~11日(水)にはリーディング公演Vol.2『ショウは終わった』。5月13日(金)~15日(日)にはリーディング公演Vol.3『七人の墓友』を上演。

『ショウは終わった』は第9回ラッパ屋公演として1989年に上演され、岸田戯曲賞候補作にもなったラッパ屋の出世作。岩橋道子、岩本淳、宇納佑、浦川拓海、大草理乙子、木村靖司、熊川隆一、俵木藤汰、中野順一朗、弘中麻紀、武藤直樹。客演で、大森美紀子(演劇集団キャラメルボックス)、小林けんいち(動物電気)、ともさと衣、上大迫祐希、磯部莉菜子、生田麻里菜(演劇集団キャラメルボックス)が出演する。

『七人の墓友』は創立70周年記念公演として2014年に鈴木聡が劇団俳優座に書き下ろした作品。ある家族を軸に、お墓のこと、家族のこと、死ぬこと、生きること…誰もが直面する問題を描き出した佳作。岩橋道子、岩本淳、宇納佑、浦川拓海、大草理乙子、木村靖司、熊川隆一、俵木藤汰、中野順一朗、弘中麻紀、武藤直樹。客演で、市毛良枝、竹内都子、谷川清美(演劇集団円)、朝倉伸二、ともさと衣、椎名慧都ほかが出演する。

市毛良枝

市毛良枝

鈴木聡 コメント

かつてラッパ屋のホームグラウンドであった新宿シアタートップスが、昨年、復活しました。何かやろうよ、ということになり、2つのリーディング公演を行います。1つは『ショウは終わった』(1989年作)。岸田戯曲賞の候補にもなりました。ラッパ屋の出世作とも言える作品です。昭和が終わった年にある家族がそれぞれの昭和史を振り返る趣向。もう一つは『七人の墓友』(2014年作)。鈴木が俳優座に書き下ろした作品です。ツアーも含め10万人の観客動員を記録しました。「墓友」という題材から新しい家族像を考える。見逃していらっしゃる方も多いと思うので、この機会にぜひ。嬉しいですね、またシアタートップスでやれる。ご観劇、ご視聴、よろしくです

鈴木聡