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犬と猫は本能や習性が違えども、一緒に過ごすうちに絆が深まることがあるようだ。このほどアメリカで飼われている犬が同居犬に先立たれ、寂しい思いをしていたという。そこで飼い主が猫を家族として迎えたところ、犬は心が癒され猫とはお互いになくてはならない存在になった。『The Mirror』『Newsweek』などが伝えている。

ニューヨークバッファローに住む写真家でグラフィックデザイナーのリー・バビラッドさん(Lee Babirad、39)が先月24日、猫の“トゥイッグ(Twig、1)”と犬の“メドウ(Meadow、3)”が仲良く戯れる動画をTikTokに投稿したところ話題を集めた。動画には2匹がお互いを抱きしめながら横になって寛ぐ姿があった。

メドウに抱きしめられているトゥイッグは嬉しそうに毛づくろいをしてあげ、前足を伸ばしてギュッと抱きしめ返している。動画には「トゥイッグとメドウのように私たちみんながお互いを愛することができたら…」と言葉が添えられており、動画内の説明によると2020年7月にリーさんは飼っていた2匹の犬のうち1匹を亡くしてしまったそうだ。

ペットといえども家族を失ったリーさんは悲しみがぬぐい切れなかったようで、その翌日にメドウを連れて子猫がいる個人経営の農場へと向かった。そこでリーさんは何匹かいる子猫の中で、家族に迎え入れる猫をメドウに選ばせたという。するとメドウはトゥイッグに近づいていき、トゥイッグもメドウに興味を示したそうだ。そしてリーさんはトゥイッグを家族に迎え入れた。

同居犬を亡くしてリーさんと同様に寂しい思いをしていたメドウは、すぐにトゥイッグと打ち解けて仲良く遊び、一緒に寄り添って眠る仲になった。それから1年10か月が経ったが、トゥイッグとメドウはお互いなくてはならない存在になっているという。動画は560万回以上も視聴され、2匹の愛らしい姿に魅了された人たちからこのような声が届いた。

「この2匹は明らかにお互いを必要としていたかもしれないね。」
「もしかしたら前世でカップルだったのかな。そしてついにこの世で再びお互いを見つけたって感じかな。」
「素晴らしいよ。この2匹の愛はすごすぎる。もし世の中の人がこんな風にお互いを愛せたら世界はもっと良くなるのに。」

またリーさんは動画が人気を集めたことについて、メディアのインタビューに応じこのように語った。

「私は皆さんがこの動画を見て愛を感じてくれたらと思っていたのですが、こんなに話題になるとは思っていませんでした。自分で素敵だと思っていた動画が、これほど話題になると励みになります。」

その後もTikTokにはトゥイッグとメドウの仲睦まじい動画が投稿され、多くのフォロワーの心を和ませているようだ。

画像は『Hey, It’s Lee! Be Kind 2022年3月24日付TikTok「If we could all love each other like this cat (Twig) and dog (Meadow) do」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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