羌象を演じる山本千尋

 山本千尋が、山崎賢人主演の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(7月15日公開)に、羌かい(演・清野菜名)と姉妹のように育った羌象(きょうしょう)役として出演することが決まった。

 紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政を壮大なスケールで描く漫画『キングダム』(原泰久/集英社)を原作にした映画『キングダム』の続編。

 14日日発売の『週刊ヤングジャンプ』20号で羌象を山本千尋が演じることが発表された。

 哀しみの一族とも呼ばれる、千年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族“蚩尤(しゆう)”。羌かい(清野菜名)と同じ一族で姉妹のように育った羌象の夢は「外の世界を見ること」。この夢が羌かいに大きな影響を与える事になる。

 山本は、幼い頃から中国武術を学び、世界ジュニア武術選手権大会で金メダル受賞の経歴を持つ。持ち前のアクションを生かした演技だけでなく、演技力も高く評価され舞台や映画など様々な分野で注目を集める、『キングダム』連載10周年記念特別動画では羌かいを演じた。

 今回の起用について制作サイドは「羌象は、強く優しく、羌かいにとって圧倒的な憧れを持つ実の姉のような存在です。超越した強さを持つ羌かい役の清野菜名さんが、その存在を慕う説得力が必要でした」とし、「その説得力と演技力を持つ、山本千尋さんこそ、羌象を演じていただくベストな方でした」と明かしている。

 羌かいを物語る上で最も重要な人物とも言える、羌象を演じるにあたり山本は「動乱の世界で生きた一人の女性として、また妹を守る姉として信念を貫く羌象という役どころを務めさせて頂けた事に非常に光栄に思います」とコメント。

 宿命を背負いながらも姉妹同然に生きる2人の物語、そしてアクションにも注目だ。

山本千尋:コメント

 動乱の世界で生きた一人の女性として、また妹を守る姉として、信念を貫く羌象という役どころを務めさせて頂けたこと、非常に光栄に思います。演じるにあたり、成し遂げるべき使命、そしてまた導かれるものを考えながら素晴らしいキャスト・スタッフの皆様とキングダムという壮大な物語の中で尊い時間を過ごさせて頂けたと思います。『遥かなる大地へ』『生きろ』というテーマが、今届けるメッセージとして皆様に響く事を願っております。