徳島大学発のベンチャー企業として、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行ってきた株式会社グリラス(本社:徳島県鳴門市、代表取締役:渡邉 崇人、以下「グリラス」)は、ペットや水産・畜産動物向けに、環境負荷が低く健康的な生活を届ける新ブランド「コオロギ研究所」を2022年4月15日(金)に設立します。またブランドの第一弾商品として、爬虫類向けフード「レプテイン」を自社ECサイト(https://korogi-lab.com/)を中心に販売開始します。

コオロギ研究所 ブランドロゴ
左:冷凍コオロギ 右:乾燥コオロギ
  • ブランド設立の背景

 グリラスは2019年の創業以降、タンパク質危機と食品ロス問題という “人が食べる食品”に関する2つの社会課題に焦点を当て、食品ロスを餌に生産した循環型のタンパク源として、食用コオロギ関連事業を進めてきました。現在は徳島県美馬市の廃校を自社の生産拠点として改修し、食品ロス由来100%の餌による高効率な食用コオロギの飼育を行っています。

 一方で、ペットフードや水産・畜産分野の飼料に目を向けると、タンパク源を魚粉などの国外から供給された天然資源由来のものに依存している状況であり、世界規模の資源の枯渇や食料安全保障の観点から問題視されています※1。さらに昨今の世界情勢の不安定化により食料・飼料原料の安定供給への懸念は強まっており、グリラスはこのような“人以外の生き物”が直面する食の社会課題を、30年に渡って徳島大学で培われてきたコオロギ研究の成果を活かして解決すべく、新ブランド「コオロギ研究所」を設立しました。

 また「コオロギ研究所」に使用するコオロギは、自社食品ブランド「C. TRIA(シートリア)」や飲食店、食品メーカー向けに生産しているものとは異なる系統を使用しており、食用コオロギとの混入が起きないよう徹底しています。

 今後は食用と同じ品質で飼育したコオロギを活用し、加工原料、最終商品であるペットフード・飼料等を開発・販売することで、自社のミッションとして掲げている「あらゆる生き物に健康的な生活を提供する。」の達成を目指します※2。

※1:https://www.fao.org/state-of-fisheries-aquaculture
※2:https://gryllus.jp/about-us/
  • コオロギ研究所」オンラインストア・公式SNSアカウント

コオロギ研究所オンラインストア:https://korogi-lab.com/
・Twitterアカウント「コオロギ研究所(@korogi_lab):https://twitter.com/korogi_lab
・Instagramアカウント「コオロギ研究所(@korogi_lab)」:https://www.instagram.com/korogi_lab/
  • 爬虫類用フード「レプテイン」について

コオロギ研究所」の第一弾ラインナップとして、爬虫類を中心とした小動物向け商品「レプテイン」を展開します。本商品は、食用コオロギの大量生産で培った飼育ノウハウを活用することで、人も安心して口にできる高品質なコオロギの低価格化を実現しました。

また現在並行して餌や飼育方法の開発・改良を進めており、今後はカルシウム等の爬虫類の生育に好ましい栄養を多く含んだフードや、多様な加工形態の開発・販売を予定しています。
  • 商品詳細
  • 株式会社グリラスについて

 グリラスは、徳島大学における30年に及ぶコオロギ研究を基礎とした、世界でもトップレベルの知見やノウハウを持つフードテックベンチャーです。徳島県美馬市の2つの廃校をそれぞれ生産拠点・研究拠点として整備し、コオロギの品種改良を目的とした研究開発から、食用コオロギの生産、食品原料や商品の開発・販売までを一貫して国内で行っています。

・社名     :株式会社グリラス(https://gryllus.jp/
・事業内容   :食用コオロギの生産
         食用コオロギを用いた食品原材料および加工食品の製造、販売
         食用コオロギの飼育管理サービスの開発、販売、研究開発 等
         アニマル事業
・代表取締役  :渡邉 崇人
・所在地    :徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島45-56
・生産拠点   :徳島県美馬市美馬町字南原22-1
・研究拠点   :徳島県美馬市美馬町字入倉657
資本金    :5億2,210万円(資本準備金等を含む)
・設立     :2019年5月

配信元企業:株式会社グリラス

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