ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中のマーベル・スタジオ新作オリジナルドラマシリーズ「ムーンナイト」と、人気漫画「東京喰種 トーキョーグール」のコラボ企画が実現し、「東京喰種 トーキョーグール」の作者・石田スイ氏の描き下ろしによる特別ビジュアルが解禁。“闇”を生きる2人の主人公を描いた石田氏のコメントも到着した。

【写真を見る】石田スイ氏が「マーベルヒーローのなかで一番好きになるかも…」と語るダークヒーロー“ムーンナイト”

■「ムーンナイト」と「東京喰種

ムーンナイト」の主人公は、国立博物館のギフトショップで働く、優しい心を持つ穏やかな男スティーヴン・グラント。夜通し悪夢にうなされ、身に覚えのない“狂気に満ちた残酷”な記憶が蘇るなど、怯える日々を過ごしていた。

頭の中に響くのは“もう1人の自分”の声。コントロールできない“凶暴で残虐性に満ちた”人格マーク・スペクターに支配され、マークに“ある力”が宿るとき、純白のスーツに身を包んだ闇のヒーロー“ムーンナイト”が誕生する。

今回、そんなムーンナイトと並ぶのは、世界累計発行部数4,700万部を超える人気漫画「東京喰種」のカネキ。

人間の死肉を喰らう怪人“喰種”が潜む街、東京が舞台。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで“喰種”の内臓を移植され、半“喰種”となる。まるで「ムーンナイト」のスティーヴンと同じく温厚で内向的な性格だったカネキ。

しかし、人間と喰種の狭間でもがき苦しみながら様々な境遇の“喰種”たちと触れ合ううち、悲しみの連鎖を断ち切ろうと衝撃の決断を下し、次第に敵対者には容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面も覗かせていく。

■石田スイ氏「“睡眠障害”や“狂気”というキーワードにとても惹かれました」

今回解禁されたのは、同作のヒーロー“ムーンナイト”と「東京喰種 トーキョーグール」の主人公・カネキこと金木研が並び立つ、ダークでミステリアスな特別ビジュアル。純白のスーツに身を包み、闇のような黒をバックにするムーンナイトと、純白の髪と鮮やかな赤色を背負うカネキが石田スイ氏によって描かれている。

二面性を携えた者同士の今回の特別ビジュアルについて、以前からマーベルに馴染みがあったという石田氏は、「『MARVEL VS. CAPCOM』というカプコンがつくった格闘ゲームを友だちとやったのが初めて触れ合ったマーベルの文化です」と振り返る。

ムーンナイト」については、「ダークな世界観、美しい映像と“睡眠障害”や“狂気”というキーワードにとても惹かれました。スター・ウォーズに出演していたオスカーアイザックが演じるスティーヴンがどんなヒーローになるのか。とても楽しみです」と、「東京喰種 トーキョーグール」にも共通する“ダーク”な物語への期待を寄せた。

■「マーベルヒーローのなかで一番好きになるかも…」

さらに、配信されたばかり「ムーンナイト」を鑑賞したという石田氏は「もしかしたらマーベルヒーローのなかで一番好きになるかも…と思いました。スピード感のあるアクション、ヒーローと呼ぶには泥臭いバイオレンスシーン、作品のもつダークな魅力を存分に感じました。主人公スティーヴンの悲哀を孕んだコミカルなキャラクターもとても好み。続きを観るのが楽しみな作品ができました!」と期待。

今回解禁となった描き下ろしビジュアルについて、「東京喰種のカネキと並べて描かせていただきました。興味のある分野の知識をため込んでいて、自分の世界観を持っているけど、うだつの上がらない感じ。スティーヴンとカネキの似ているところかもしれません。」と共通点について語った。

「ムーンナイト」の特別ビジュアルが解禁/(C)2022 Marvel/(C)石田スイ/集英社