ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、ボデ・グリムト戦を振り返った。欧州サッカー連盟UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)準々決勝セカンドレグが14日に行われ、ローマはホームでボデ・グリムトと対戦。ファーストレグを1-2で敗れて迎えた一戦は、5分にタミー・アブラハムのゴールで先制すると、ニコロ・ザニオーロがハットトリックを達成するなど、4-0で快勝。2試合合計5-2と逆転し、ベスト4進出を果たした。

 今季から新設されたECLのグループステージを首位通過したローマだが、同組だったボデ・グリムトとはアウェイで1-6、ホームで2-2の未勝利に終わると、再戦となった準々決勝ファーストレグも1-2で敗れていたことから、これまで3度の対戦で勝利を飾ることができていなかった。

 それでも、4度目の対戦で快勝してベスト4へと駒を進めたことにモウリーニョ監督は試合後、「これで今、イタリアの旗を掲げることができるかは私たち次第となった。ヨーロッパの大会で勝ち残っているのは私たちだけだ」と語り、次のように続けた。

「私たちは彼らよりも強かった。ボデ相手に4試合目だけしか勝利を収められなかったことは許し難いことだ。しかし、重要なことは1-2が5-2になったというだけだ。開始早々から素晴らしい質を見せることができた。1-0や2-0といった時から、私たちはもう終わっていたことを知っていた」

「準決勝へと進んだことが最も重要なことだ。インテンシティと高い位置からのプレッシャーをかけてプレーできたことには満足している。たとえリードが1-0だった時でも私たちは仕事が終わったと感じていた」