プレミアリーグ第33節、トッテナムvsブライトンが16日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのブライトンが0-1で勝利した。

今季最高のリーグ4連勝で4位を堅持するトッテナム(勝ち点57)は、前節にアーセナルを破って8試合ぶりの白星を挙げた11位のブライトン(勝ち点37)をホームで迎え撃った。

コンテ監督は今季公式戦2戦全勝のシーガルズ撃破に向け、4-0で快勝したアストン・ビラ戦から先発1人を変更。同試合で負った重傷により今季絶望のドハーティに代わってレギロンを左ウイングバックで起用した。

アウェイのブライトンマク・アリステル、エムウェプと中盤本職の選手を最前線に並べる[3-5-2]の形でスタートしたことで、やや様子見の入りとなったトッテナム

開始直後にケインがすかさずシュートを放ったが、以降は相手の前線からの連動した守備にやや手を焼き、遅攻の形ではなかなか良い形で前線までボールを届けることができない。

序盤の攻防を経て試合は中盤での睨み合いが続く膠着状態に。流れの中でのチャンスシーンは少なく、時おり得るセットプレーからフィニッシュに繋げていく。

前半の内にゴールをこじ開けたいトッテナムだが、ランチタイムキックオフ特有の重さや、足元でのパス交換に終始しダイナミズムに欠ける攻撃は完全に停滞。結局、開始直後のケインのシュート1本のみで前半を終えることになった。

パススピードの遅さ、全体の動き出しの少なさと少なくない問題を抱えたまま後半に入ったトッテナムは、その改善は窺えるものの、後半早い時間帯の先制点とはならず。

それでも57分には左サイドでの細かい繋ぎから一気に攻撃をスピードアップ。ボックス左でホイビュルクが折り返したボールをゴール前のソン・フンミンが収めてシュートするが、ここは相手の寄せもあってパワーがうまく伝わらず、相手DFのブロックに遭う。

逆に、直後には自陣深くでのレギロンの不用意なボールロストから大ピンチを迎えるが、ここはカイセドのトラップが大きくなったところをDFエメルソンが詰めてブロックに行き、事なきを得た。

前半に比べて試合に動きが出始める中、トッテナムは64分にクルゼフスキを下げてルーカス・モウラを投入。さらに、72分にはベンタンクールに代えてウィンクスとカードをもらっていた選手を下げてフレッシュな選手を投入した。

ルーカスの積極的な仕掛け、バランサーのウィンクスの存在によってホイビュルクがより前で攻撃に絡む場面が増え、右サイドを起点に続けて良い形を作り出すが、最後のところで精度を欠く。

その後、0-0のまま試合が最終盤に突入した中、87分にはソン・フンミンを下げてベルフワインを最後の交代カードとして切る。だが、トッテナムは得点はおろか痛恨の失点を喫する。

90分、左サイド深くでウェルベックとパス交換したトロサールがボックス内でララナがDFと競ってこぼれたボールを回収。鮮やかなシュートフェイントでDFをかわしてゴール左に持ち込むと、右足アウトサイドで押し込むグラウンダーシュートをゴール右隅に流し込んだ。

これで逆転には5分のアディショナルタイムで2点が必要となったトッテナムは、失点直後にボックス内でロブパスに反応したベルフワインに決定機も右足のボレーは枠の左に外れた。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前節アーセナルを破ったブライトンにホームで屈したトッテナムは連勝が「4」でストップすると共に、試合終了時点で2試合未消化のアーセナルに逆転のチャンスを与えることになった。

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