カッコええやん!

2024年春に実用化、営業線導入へ

JR西日本は2022年4月から、人型重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させた「多機能鉄道重機」の試験機を使った試験を実施します。

重機はJR西日本のほか、ホームドアなどを手掛ける日本信号と、人型重機を手掛ける人機一体と共同で開発。操縦者の操作とロボットの動きが連動し、ロボットが受ける重みや反動を操縦者にフィードバックする機能を有します。また多様な部材を掴めるため、操縦者は地上にいながら高所作業が可能です。

これまで人の手を要していた作業を機械化することで、生産性と安全性の向上が期待でき、インフラメンテナンスの労働力不足にも対応できます。JR西日本は、作業員の約3割削減と、感電や墜落といった労働災害ゼロを目指しています。

多機能鉄道重機は2024年春にも実用化され、営業線での導入が予定されています。

多機能鉄道重機の試験機(画像:JR西日本)。