ウェールズ代表FWガレス・ベイルの気持ちは、やはりレアル・マドリーにはもうないのかもしれない。

2013年にトッテナムから加入したベイル。4度のチャンピオンズリーグ制覇など計14個ものチームタイトルに貢献したが、近年は相次ぐ故障による稼働率の低さから、クラブからの信頼は著しく低下。さらに、ウェールズ代表での活動を重視する姿勢から、サポーターとの関係も良好とは言えない。

今シーズンも公式戦わずか7試合の出場に留まっているベイルだが、ベンチに入ることは多く、17日にアウェイで行われたラ・リーガ第32節のセビージャ戦にもベンチ入り。ベイルに出番はなかったものの、チームは前半を2点ビハインド折り返しながら後半に3ゴールを奪う大逆転で勝利を奪った。

劇的な展開、そしてラ・リーガのタイトルを近づける勝利に、試合直後のマドリーロッカールームはお祭り騒ぎに。カルロ・アンチェロッティ監督をまじえ、大合唱で自分たちのチームを称えていた。

そんな中、イギリス『サン』が着目したのは、ベイルの表情だ。チームメイトたちが沸き立つ中、ベイルは表情も変えずに棒立ちで周囲を眺めていた。また、直後にマドリーの面々が整列し、勝利の記念撮影を行っていたが、そこにベイルの姿はなかった。

『サン』は、「ありえないほどにぎこちない態度」とベイルの行動を揶揄。ファンからも「そこは笑っとけよ」、「迷子の子犬のようだわ」、「泣けてくる」、「彼は試合に出ていない」と多くの反応が寄せられた。

ベイルマドリーの契約は今シーズン限り。別れの時は確実に近づいている。

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