ショーン・メンデスは、他の多くの20代の若者と同様に、自分の人生を全て把握できているわけではないようだ。2022年4月19日に彼は、自身のTwitterに投稿したメモ・アプリの長文メッセージで、人前で本当の自分でいることに苦労したり、仕事で成功しているにもかかわらず十分に達成感を得られずに悩んだりしている自身の不安感についてファンに率直に語っている。

 このメッセージで彼は、「ときどき僕は、自分の人生で何をすべきかと自問するのですが、いつも返ってくる言葉は“ありのままを伝えること、ありのままであること”なんです。でもそれは実行するのが難しいと感じています。ありのままの僕を知ったり、見たりすると、僕に対する評価が下がってしまうかもしれないこと、飽きられてしまうかもしれないことが怖い。ですから、気分が落ち込んでいるときは、僕は演技をするか隠れるかのどちらかをしてしまいます」と綴っている。

 23歳の彼は、激しい感情の間で揺れ動くことがよくあると説明し、「常に飛んでいるか溺れているかのように感じる」と続けている。そして、“100%ありのままの正直でユニークな自分を世にさらけ出して、誰がどう思うかを気にしない”ことができればいいと思っており、時にはそうしているが、“ほとんどの場合は苦労する”と明かしている。

 彼は、「これだけの成功を収めても、自分が失敗していないと感じるのは難しいというのが正直なところです。自分にないものに集中し過ぎ、自分がしていることを見るのを忘れている。ありのままの自分は、圧倒されていて、刺激を受け過ぎているんです(笑)。あと、これも本当ですが、僕は大丈夫ですから。ただありのままを伝えて、ありのままでいようとしているだけです。僕がこれを言うことで、誰かの心に響くかもしれないと思いたいんです」と綴っている。

 このメッセージを投稿したあとショーンは、メモで自信喪失について綴ったものの、自分は大丈夫であると再度強調し、メッセージをシェアした目的は、自分と同じように感じている人を助けられる可能性があるからだと述べた。

 彼はTwitterに、「僕はマジで大丈夫!ただ、すごく正直にみんなとコミュニケーションを取りたいから、あの長ったらしいメモをタイプしてみただけ(笑)」と投稿し、次のツイートで、「で、もしもこれだけ恵まれている僕がこう感じているのなら、すごく多くの人がこう感じているのだろうと思って。自分が一人ぼっちだって思わないでほしいんだ!」と綴った。

 あるファンが、ショーンのメモの引用リツイートで、「これは彼からのハグのように感じる」と書き込んだところ、ショーンは、「本当に嬉しいよ、これは間違いなく僕からのハグだ」と答えた。

ショーン・メンデス、長文メッセージで不安感を吐露「自分が失敗していないと感じるのは難しい」