「沈黙」シリーズのアクションスター、スティーヴン・セガールが生後11カ月の子犬を殺した罪で訴えられている。

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  実はセガールは、俳優の顔以外にも保安官代理のとしての顔も持っており、実際に警察官と共に犯罪現場へ赴き犯罪を取り締まっている。そんな彼の活動をTVシリーズ化したのが「実録!スティーヴン・セガール 警察24時!」だ。今回の一件は、その撮影中に起こった出来事。

 その日、セガールとマリコパ群保安官らは違法な闘鶏が行われているとの疑いでアリゾナ州にあるジーザス・サンチェスの農場へ“戦車”で踏み込んだ。セガールは武装したフル装備の警官隊を率いて農場を急襲、その際の銃撃で先出の子犬に加え、100羽以上の鶏が犠牲となり農場は甚大な被害を被ったのだという。しかも、その模様は番組として収録されていた。

 サンチェスは、闘鶏ではなくショーのための養鶏だと主張しており、セガールや群保安官に対し10万ドル(約770万円)の賠償金、及びサンチェスの子供たちへ“子犬を殺したことへの正式な詫び状”を要求している。この件についてセガール、群保安官側からのコメントは出ていない。

 正義を貫くはずが、まさかの大騒動に発展。これが映画と現実の違いか。

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