演劇プロジェクト・アメツチの第3回公演として上演される「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」の公開ゲネプロ及び取材会が、4月22日、東京・ニッショーホールで開催。主演の猪野広樹をはじめ、高柳明音、松本幸大(ジャニーズJr.)、野澤祐樹(ジャニーズJr.)の4人が登壇した。

【写真を見る】松本幸大(ジャニーズJr.)のうそに、野澤祐樹(ジャニーズJr.)が激しくツッコミ

同作は、イザナギゲームズから2022年5月に発売が予定されているゲーム・冤罪脱出ADV&弾幕STG「冤罪執行遊戯ユルキル」を原作にした舞台。アメツチの山田英真が脚本・演出を担当し、4月23日(土)から5月1日(日)まで上演が予定されている。

初日を明日に控え、役柄との共通点や稽古期間中の苦労を聞かれた猪野は「共通点は年齢くらいなんですけど、芝居としては受け側の役なので、犯罪を犯していないという主張をどうやって相手に納得してもらうのかを考えていました。それと、誰が犯人なのか、僕も犯人の可能性があるので、そのニュアンスを残すように意識していました」と力強く答えた。

松本は「普段の自分のビジュアルとはまったく違う役なんですけど、負けず嫌いとか内面の熱い部分は似ていると思います」と回答。さらに「地毛をここまで伸ばしてこの髪型にしたのがすごく大変でした」と真顔で答えると、「平気でうそつくね」と野澤がツッコミ。それに対して、松本はすぐさま「平気でうそつくんですよ!」と開き直った。そしてそのまま「ヤンキーっぽくて口調も悪い役なんですけど本当は温かい人柄なので、それが伝わるように演じました」とニコニコしながら答え、キャスト陣を笑いに包んだ。

そんな松本を見た野澤は、苦笑しつつ「兄役が幸大くんなんですけど、もともと先輩後輩の関係でお兄ちゃん感もあったので、役柄としては今の関係に近い」と振り返り、「幸大くんも役柄と一緒で実際に優しいので演じやすかったです」と仲の良さを伺わせた。

一方、高柳は「キャストは多いんですけど、グループごとのシーンが多かったので、実は猪野さんと2人だけの稽古がほとんど。だからあまり皆さんとお話ができていない」と少し寂しそうに発言。ただ、稽古でのエピソードで「猪野さんが『どうすればいいんだよ』と叫んだら、アップルウォッチが『よくわかりません』って反応して」と笑いもある現場だったことを明かした。

最後に、猪野は「明日から公演がスタートしますが、同じ座組の市川美織さんがコロナで初日を迎えることはできないんですけど、治ったら復帰してくれると思います」と気遣いつつ、「チーム一丸となって頑張っていきたい」と答え、イベントを締めくくった。

猪野広樹、高柳明音、松本幸大(ジャニーズJr.)、野澤祐樹(ジャニーズJr.)/撮影=永田正雄