人気YouTuberグループ「コムドット」のやまと4月16日、自身初の著書「聖域」の大ヒットを記念し、有観客とオンラインの講演会を行った。

【写真】コムドットやまと、観客を前に熱くスピーチ

■「僕の目標が100万部なので、まだ半分もいっていない」

2021年8月31日に発売された「聖域」は、累計発行部数40万部のベストセラー。しかし、やまとは「僕の目標が100万部なので、まだ半分もいっていない」とさらなる高みを見据えていた。

昔から読書家で、これまで成功者が執筆した本も読んできたというやまと。しかし、「成功している人が書いた本はぶっちゃけ後付けだなと思っています」とキッパリと述べ、「成功している人の言っていることがあたかも正しいと感じてしまうじゃないですか。それが僕はずっと疑問で。僕だったら最初から自分の成功哲学を言って、その通りやって成功するのが一番かっこいいんじゃないかと思っている」と、「聖域」執筆の意図を明かした。

■「やりたいことの見つけ方」をテーマに熱血スピーチ

講演会のテーマは「やりたいことの見つけ方」。やまとは「『外に出ろ』『自分を知れ』。それに尽きる」と結論から先に伝えつつ、「夢ややりたいことを見つけた時に『うまくいくかな』『失敗したら嫌だな』と考える必要は全くない。結局、失敗したことは全部経験に変換できるんですよ」「失敗を経験に変えて、前に突き進める人が夢を叶えられる人だと僕は思っています」と説いた。

さらにやまとは、コムドットが過去に炎上してしまったことに言及した上で「僕たちがひねくれて『あんなの別に大したことないよ』と突っぱねていたら今頃終わっていた」と話し、「ただ、あそこで僕たちがダメな部分を反省して前に進もうと決めたから、チャンネル登録者数336万人のYouTuberにまで成長してこられたんだと思います」と持論を展開。続けて、「たぶんコムドットは今後も失敗します。余裕で失敗します。けど、失敗を恐れて動かないやつが一番しょうもないコムドットしょうもないやつらではないですから」と力説した。

そして、「今のこの世の中の成功を妬んだり、失敗を叩いたりする風潮にすごい嫌気がさしています。単純にダサい」とやまと。「だからそのダサい世の中を変えたくて、自分たちの生き方を発信しています。こういうふうに生きても大丈夫ということをみんなに伝えたくて」と語り掛け、「自分の心の声を聞いて、真っすぐに生きることが一番大事。守らなきゃいけないものが僕にも皆さんにもあります。それが僕が本のタイトルに付けた『聖域』。夢を馬鹿にしてくる、聖域に入ってこようとするような人は、たとえ親でも友だちでも、尊敬している先輩でも、自分の気持ちに正直に跳ね返してやればいいと思います」と熱弁した。

コムドットやまと/(C)飯岡拓也