ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードに対する名誉棄損裁判に3日連続で出廷した。この日は、ジョニーがかつて友人に送ったというアンバーに関する虐待的なメッセージが読み上げられた。

ジョニー・デップと元妻アンバー・ハードの法廷争いが、現地時間11日に米バージニア州フェアファックスで開始した

裁判は、2018年に米紙『Washington Post』が掲載したアンバーの寄稿文で、彼女がDV被害者であると綴った内容をめぐるものだ。記事に名前は出さなかったものの、ジョニーによるDVを示唆していたことから自身のキャリアに大きな影響を与えたと主張。ジョニーはDVの事実を否定し、賠償金を求めて提訴した。

19日にはジョニー自らが出廷し、証言台で「女性を殴ったことはない」とDV疑惑を全面的に否定。20日には過去に指先を切断した時の生々しい様子を説明した

そして3日目となる21日の法廷では、アンバーの弁護士ベンジャミンロッテンボーン氏が過去にジョニーが書いたテキストメッセージについて反対尋問をした。

同氏はジョニーと英俳優ポール・ベタニーとの交友関係について「あなたと一緒にドラッグをする仲間なのですか?」と尋ねた。するとジョニーは「それは奇妙な質問だ」と答え、彼と一緒に飲酒や薬物をしたことがあると認めた。

その後、同氏は2013年6月11日ジョニーがポール宛てに送った「アンバーを燃やそう!」と書かれたテキストメッセージを読み上げ、「あなたは止まらなかった。次のテキストでは『彼女を燃やす前に、溺れさせよう!』と書かれている」と述べた。

さらに「これから使う言葉について、裁判所と陪審員に謝罪したい」とあらかじめ伝え、ジョニーFワードを交えて書いた「燃やした後には、彼女の焼死体を犯して死んだことを確かめるんだ!」といったメッセージを読み上げた。

ジョニーアンバーは2011年に映画撮影で知り合い、2012年に同居を開始。2015年2月にロサンゼルスの自宅で挙式した

テキストを読み上げたロッテンボーン弁護士は「私は正しく読みましたか? あなたがのちに妻となる女性について書いたものですね」と聞くと、ジョニーは「その通り」と素直に認めた。

続いて、2014年5月にボストンからロサンゼルスへのフライト後に送られたメッセージも読み上げた。

アンバーはこの時にジョニーが泥酔して罵倒したと主張しているが、ジョニーシャンパンをグラス1杯飲んだ後、トイレで寝込んでしまったと述べている。

フライトから1週間後、ジョニーがポールに送ったテキストメッセージでは「アルコールは止めようと思う。アンバーをLAに迎えに行く前、一晩中飲んでいた。ひどいよな。何日も食べてない。ボトル半分のウイスキーレッドブル1000本、ドラッグシャンパン2本」と書かれ、次のように続いたという。

「確かに、ちょっとした理由で愛する人に怒りをぶちまけるには酔い過ぎている。この年になってやることじゃない。だが薬物はいいんだ。」

そのメッセージが読み上げられると、ジョニーは「その通りです」と事実を認めた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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