佐々木朗希

プロ野球広島東洋カープで活躍した元投手の北別府学氏が25日、Ameba公式ブログを更新。ボールの判定をめぐって審判から注意を受けた千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手を擁護した。


■SNSで賛否両論

佐々木投手は24日に行われたオリックス・バファローズ戦に先発。2回2アウトの場面で投じた一球がボールと判定された際の態度に対し、白井一行球審がマウンドに詰め寄って注意する一幕があった。

この一連の出来事について、SNSなどでは白井球審に対する疑問の声が上がる一方、佐々木投手の態度に苦言を呈する人も見られ、賛否両論となっていた


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■不満顔は「かわいいもんだよ」

北別府氏は、「佐々木朗希選手と(松川)捕手に注意をしていた球審のシーン。ボールの判断に対して佐々木投手の不満顔なんてかわいいもんだよ」と切り出す。

通算213勝を挙げた自身の現役時代について、「私なんて球審に見えないように後ろを向いてくそっ! ボケッ! と暴言吐いていましたからね。それがテレビに何度大写しされたことか」と振り返った。

■厳格な球審に感謝も

続けて、「私が投げていた当時は球審ももっと厳格に審判をされていたように思う」としつつ、「しかし、厳格な球審に技を磨かせてもらったという感謝もあります」ともつづる。

微妙な判定を受けた際のマウンドでの心境について、「こっちもストライクと思い投げた球をボールと判定された際、私は意地になり続けて同じコースに投げたりしていました。もうそんなときはバッターより投手vs球審ですよ」と懐かしんだ。


■「気持ちも大きく」と助言

佐々木投手に対しては、「どうか佐々木投手は球審を自分のペースに巻き込んでやるぞという気概をもって、委縮することなく技術だけでなく気持ちも負けずにさらに大きくなってもらいたいと思います。審判にドヤと思わせるような投球をしていけば良いんだよね」とアドバイスを送る。

28年ぶりの完全試合達成で話題となっていることに、「彼のおかげで今年も野球が面白いからね」とし、「この野球界の宝を審判の方も一緒に見守りましょうよ」と呼びかけた。


■ファンからは納得の声

北別府氏といえば、現役時代は“精密機械”の異名を取るほどのコントロールで知られただけに、ファンからは「針の穴を通す制球力を持つ北別府さんならではのコメントですね」「審判に見せつける投球してこそ磨かれますね」とその説得力に納得の声が上がった。

また、「これをバネに大きく成長してほしいと思います」「日本を代表する投手に育ってほしいです」と佐々木投手への期待や、「ペイさん(=北別府氏)からの言葉が佐々木投手、審判方にも届いてほしいですね」とのコメントも寄せられている。

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(文/Sirabee 編集部・けろこ

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