リヴァプールユルゲン・クロップ監督が、27日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのビジャレアル戦に向けて意気込みを示した。26日にイギリスメディア『BBC』が伝えている。

 戦前の予想では4冠を目指すリヴァプールが優勢だが、ビジャレアルはラウンド16でユヴェントス、準々決勝でバイエルンを破っており、その実力に疑いの余地はない。また、“イエローサブマリン”を率いるウナイ・エメリ監督は、セビージャ時代の2015-16シーズン、ヨーロッパリーグ決勝でクロップ監督率いるリヴァプールを下した因縁の相手でもある。

 26日に試合前のメディア対応を行ったクロップ監督は、エメリ監督の手腕と同監督が作り上げたチームを激賞している。

「私たちは適切な分析を行った。ウナイ・エメリ監督とビジャレアルのことは、以前からリスペクトしていた。バイエルン戦やユヴェントス戦は、少し見ただけで感嘆するほど印象的だった」

「ウナイはディテールにこだわる監督だ。試合中のあらゆる状況を想定し、それを彼のチームが実行している。ビルドアップの方法、プレスの方法、結果に対する反応の仕方など、本当に素晴らしい。彼はワールドクラスの監督であり、ビジャレアルで素晴らしい仕事をしている」

 また、クロップ監督は次のようにも語り、決勝進出への意気込みを示した。

「準決勝の一角に入ることは、本当に特別なことなんだ。多くの監督や選手たちは、一生懸命に努力しても、人生で一度も準決勝に近づくチャンスを得ることすらできない」

「私たちはとても難しい相手と対戦する。彼らはこの大会のために作られたようなチームだ。ユーヴェやバイエルンはもしかしたら、彼らのことを見くびっていたのかもしれないが、私たちにそんなことは絶対起こらない。これまでの4試合を終えた後なら、なおさらだ」

「彼らは本当に良いチームだし、明らかに決勝進出を目指している。だが、それは私たちにとっても同じように重要なことだ。この大会の準決勝が簡単なものだとしたら、何かが完全に間違っている。待ちきれないよ」

リヴァプールのクロップ監督 [写真]=Getty Images