クリック1つで商品が買えてしまう便利なネットショッピングだが、広告とは似ても似つかない粗悪品が届くこともあるようだ。アメリカ在住のある女性はネットショッピングで安価なドレスを注文したところ、あまりにも酷い商品を手にしたという。『The Sun』などが伝えている。

米ノースダコタ州ビスマーク(Bismarck)在住のリリー・プハラさん(Lilly Puhalla)は昨年4月11日にオンラインショッピングで失敗したことについてTikTokに投稿していたが、今月に入って『The Sun』などが投稿を紹介したことで笑いと同情の声が集まっている。

投稿の3か月ほど前、ウエディングドレスを探していたリリーさんはオンラインショッピングサイト「ソーダクラブ(Sodaclubs)」で約5900円(36ポンド)のドレスを購入した。

そのドレスは黒を基調としたレオタードに花の刺繍が施され、腰回りにロングトレーンが添えられていた。大きく開いた胸元と太もも部分が大胆なドレスだが、シックな花の刺繍やロングトレーンによって全体的に落ち着いた雰囲気となっている。

格安だったことからリリーさん自身も過度な期待はしていなかったが、手元に届いた商品はあまりにひどい出来だったようだ。

リリーさんは「ソーダクラブのくそったれ! もし奴らがインターネット上に再び現れたら、避けた方がいいわ」と記して、届いた商品をTikTokに公開した。

動画にはこのような言葉が添えられている。

「安いドレスを購入後、3か月経ってようやく届いたと思ったら、(購入した)サイトは削除されていたの。」
「良い商品ではないかもって思っていたけど、ここまでひどいなんて思わなかった。」

そしてリリーさんは、購入した黒のドレスの広告写真を見せて「これよ、これが私の欲しかったものよ」とユーザーに向けて説明した。

次に場面が変わると、そこには広告写真とは似ても似つかないドレスを着用したリリーさんの姿が映し出された。

リリーさんはがっかりした顔を浮かべており、安っぽいシースルーでできたトレーンはマントのように後ろになびき、太もも部分が完全に露わになっている。ドレスというよりは、レオタードに腰布をつけたものと言った方が近いだろう。

また広告写真では肩紐から胸元にゴージャスな花の刺繡があったが、届いたドレスには花の刺繍が全く施されておらず、ベージュや薄ピンクの花が胸元にプリントされているだけだった。

この動画を見たユーザーらも驚いたようで、以下のようなコメントが寄せられた。

「私ももう少しで買うところだったわ(笑)」
「うそでしょ? 冗談よね?」
「(購入した他の人をタグ付けて)あなたと同じ失敗をした人がいたわ!」
「こんなデザインのドレス、広告写真と同じものでも、正直どこに着ていくっていうの?」

さらに「思ったよりもひどかった(笑)」という声も届き、リリーさんはこのように返した。

「(購入しかけていた人に)お金を払うから、引き取ってよ(笑)」
「冗談であってほしいけど、本当なのよ。リアルタイムで起こっているの。」
「実は結婚式で着ようと思ってたのよ。愚かな私。」

一部のユーザーからは返金を求めることなどを勧められたものの、商品が届くまでに販売元のサイトが削除されてしまったようで、リリーさんはこう明かしている。

「残念ながら、サイトが綺麗さっぱり消えていたので返金してもらえるかは分からないの。でも気にしていないわ。」
「商品は寄付するつもりよ。レギンスをはいて着用すれば、中学生には喜んでもらえると思うし、それに越したことはないわ。」

画像は『LIL 2021年4月11日付TikTok「yeah so f*ck soda club if they ever appear again you should probs avoid」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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