カリスマAV男優のしみけんが登壇した、過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30、第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後~ ABEMA SPECIALチャンネル)の4月22日の放送では、“アダルト業界に飛び込んだ時しくじらないための授業”の完結編を公開した。

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■「AV撮影当日は“しくじり多発日”」

前編の授業では、AV業界に飛び込んだときにしくじらないよう、ぜったいに知っておかなければいけないルールや作品制作にまつわる流儀など、知られざる業界の真相について授業をし、生徒たちを驚かせた。

完結編となる今回は、作品の撮影当日に起こりがちな“しくじり現象”を中心に、撮影中のNG行動や、1発でレッドカードとなってしまう業界の落とし穴など、厳しい業界で生き残るための鉄則について授業を行った。

授業のオープニング、しみけん先生は、「撮影本番を迎えたとき、ぜったいに肝に銘じておかなければいけない格言があります」「これを忘れると、大いにしくじります」と、神妙な面持ちで切り出す。

“忘れてはならない格言”として、「AV撮影当日は超危険な“しくじり多発日”」との言葉をかかげた先生は、「年間十数人のスタッフや男優が、業界を追放される。それは、ほぼ確実に、AV撮影当日に起きているんです」と、衝撃の事実を口にした。

そのAV撮影当日に起こりがちな“しくじり現象”として、まず先生が挙げたのは、“AV出演を知った恋人が現場に殴り込んでくる”という女優にまつわるアクシデントで、恋人に加えて、“親バレ”するケースもあるといい、その結果、撮影中止や作品の販売中止という事態に発展することもあれば、そのような出来事が「年に数回起こっている」とも説明した。

■撮影中のNG行動とは

続いて、AV男優には“これをやったら即刻処分!”という、撮影中のNG行動があり、それは、男優が女優とのからみのシーンで“アドリブを入れてはいけない”というもので、「アドリブかましたら“即謹慎”」「アドリブと見せかけて、全部、台本に載ってます」と続けたしみけん先生に、予想外な事実を突きつけられた平成ノブシコブシの吉村崇とハライチの澤部佑は「えー!?」「ウソだ!ウソだよ!」と大ショックを受ける。

そのふたりをよそに、先生は「作品のなかで、男優のアドリブは御法度。AV作品には細かな台本があり、その流れに忠実に演技しないといけない。若手男優がアドリブかますと、即刻、干されます」と語り、「監督が、事前に細かな流れを女優の事務所に送り、合意しているため、台本にないアドリブは即違反となる」と、“即刻処分”となる理由を解説した。

さらに、しみけん先生は“女優と連絡先交換したら即追放”という、撮影現場で起きるAV業界最大の“しくじり”について、「女優さんとの恋愛はぜったい禁止。口説くなんてもってのほか。連絡先を聞くなんて許されたもんじゃありません」と断言した。

そして、もしアダルト業界で女優を口説こうとしたり、連絡先を聞こうとしたら、即座に“アダルト業界全関係者にメール、FAXが回る”との対応がなされるとも明かし、「すべての仕事が剥奪される。二度と業界で働けなくなる。年間、何人かの監督、男優、スタッフが、これで姿を消しています」と、その実態を明らかにした。

その後、「“あわよくば、女優とつきあえるかも”という考えで、AV業界に飛び込む新人は、いちばん危険です」と釘を刺したしみけん先生は、業界を目指す人たちに伝えたい教訓として、「女優さんと接する前に、この考えを胸に刻んでください」と念を押した。

番組終盤では、自身の経験から学んださまざまな思いや、これからAV業界に飛び込むかもしれない人たちへのメッセージでは、生徒たちから「いいこと言う」「すばらしい」「勉強になった」などの声があがっていた。

反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に登壇したしみけん/(C)AbemaTV,Inc.