田口愛佳がキャプテンを務めるAKB48新チームK「逆上がり」公演が4月25日、東京・秋葉原のAKB48劇場で初日を迎えた。初日公演の出演メンバーは、田口、市川愛美、下口ひなな、高橋彩音、服部有菜、茂木忍、山内瑞葵、山邊歩夢の8人。初日公演の前に公開ゲネプロが行われ、メンバーが初日の意気込みなどを語った。
【写真を見る】田口愛佳が「苦戦した」という旗を使ったパフォーマンス
■茂木忍「AKB48シングルの厳しい流れがチームKにも…」とビクビク
「逆上がり」公演は、AKB48では以前チームKが行われたが、12年前ということで今回のメンバーたちは全員が初挑戦。初日に向けてのレッスンについて聞かれると、下口が「『街角のパーティー』のレッスンが一番楽しかったです。振り付けをそろえるまでが印象的で」と答えたが、全体的に難しい曲が多い公演ということで、苦労話もたくさん出てきた。
田口は「『海を渡れ!』という旗を使う曲があるんですけど、旗を使って踊ったことがなかったので苦戦しました。曲的にはもっと難しい曲もあるんですけど、意外とこれが大変でした」と、具体的な曲名を挙げて回答。
すると茂木が「愛佳が旗の位置をすごく細かく確認しているのを見て、今回のAKB48のシングルのレッスンがすごく厳しかったという話を聞いていたので、『あぁ、その(厳しい)流れがチームKにも!?』ってビクビクしてました(笑)。でも、そのおかげで、そろえることができましたし、成長できたんじゃないかなって思います」と、気持ちを引き締めて挑んだことを明かした。
山内は「私は茂木さんと一緒の曲が多かったり、(立ち位置が)シンメ(トリー)だったりすることも多いので、『ここの位置って何番だっけ?』とかたくさん聞いてくれて、仲良くなれた気がしてうれしかったです」と話すと、茂木は「頼りにしてるよ(笑)」と笑顔を向けた。
新しくチームKに入ったメンバーに向けて、市川が「年功序列というか、しきたりに厳しかったり、暗黙の了解があったりするけど、そこさえ守っていれば」とアドバイスすると、周りから「怖い怖い!」という声が聞こえ、茂木が「でも、ネチネチした感じじゃなくて、体育会系の分かりやすい感情表現をするメンバーが多いから、みんなが素直に生きていたら楽しい気持ちになれるんじゃないかな」とフォローした。
改めて、新キャプテンとしてチームKの公演に「逆上がり」を選んだ理由を聞かれると、田口は「ひななさんとか茂木さんとか愛美さんは私の中で“チームK”という印象が強いんですけど、新しく田口チームKが始まるにあたって、そのメンバーさんの新しい一面も見せられる公演をやりたいなと思って、10年ぐらいやってなかった『逆上がり』公演を選びました」と語る。
「やったことのある公演だと、『この曲は知っているから振り入れは参加しなくてもいいかな』とか、“AKB48あるある”なんですけど、そこで先輩と交流する場がなくなったりするので、みんながやったことのない公演だったらみんなが参加して仲良くなれるなって(笑)。いろいろ候補はあったんですけど、青春っぽくて、でも大人っぽくもある『逆上がり』公演が一番合ってるんじゃないかと思って選びました」と、キャプテンらしくチーム全体のことを考えてのセレクトだったと明かした。
そんな田口に対して、山内は「田口チームKが始まった頃は愛佳自身が忙しくて一緒にレッスンができなかったんです。でも、参加するようになってからは、忙しい中でも公演の立ち位置とか歌割りに変更が出ていた時、端っこで黙々と一人でスムーズに進むように考えてくれてたりしてくれています。陰でも支えてくれるし、表でも積極的に声をかけてくれたり、今日も昨日の通しリハを見て思ったことをまとめて、みんなに伝えてくれたりして、本当にみんなを支えてくれているキャプテンだなって思いました」と絶賛し、「ついていきます!」と声高らかに宣言した。
◆取材・文=田中隆信
■田口チームK「逆上がり」公演
M01 掌
M02 逆上がり
M03 否定のレクイエム
M04 その汗は嘘をつかない
M05 エンドロール(市川、下口、田口、茂木)
M06 わがままな流れ星(高橋、山邊)
M07 愛の色(下口、服部、茂木、山内)
M08 抱きしめられたら(市川、高橋、田口)
M09 虫のバラード(山内)
M10 フリしてマネして
M11 海を渡れ!
M12 街角のパーティー
M13 ファンレター
~アンコール~
EN1 不義理
EN2 ハンパなイケメン
EN3 To be continued.
※高橋彩音の高は正しくは「はしご高」
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