リバプールユルゲン・クロップ監督がチャンピオンズリーグ(CL)準決勝での勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールはホームで27日に行われたCL準決勝1stレグでビジャレアルと対戦した。立ち上がりから強烈なプレスによって主導権を握りいくつものチャンスを作ったものの、なかなか得点を奪うことができないままハーフタイムへ。後半も引き続き試合を支配すると、53分にMFジョーダン・ヘンダーソンのクロスが相手DFに当たってオウンゴールで先制する。畳みかけるチームは直後にFWモハメド・サラーのパスに抜け出したFWサディオ・マネが追加点を決めてリードを広げると、最後まで相手チームに息をつかせる余裕を与えず、2-0で勝利した。

この結果、5月3日に行われる2ndレグを前に大きなアドバンテージを得たことについて、試合後のクロップ監督はチームを称賛しつつも、まだ準決勝は半分が終わっただけだと気を引き締めている。

「前半のプレーはとても良かった。ビジャレアルの一番好きなところは、プレッシャーをかけられても一瞬で抜け出し、脅威を作ってくるところなんだ。だから、ボールを奪うため多くの選手をサイドに配置する必要があった。そこで奪えなければ、突然相手はすべての選手の間に割り込んできただろう」

「(CL決勝進出のため)全力を尽くしたい。まだ何も起こっていないのだからね。たとえば、ハーフタイムで2-0なら完全に警戒する必要があるだろう。100%正しい気分で、前半と同じように後半もプレーしなければならない。そうでなければ、それまで持っていたはずの優位性なんてすぐに失ってしまう」

「(アウェイでの2ndレグが)今夜とは違う難しい雰囲気になるのはわかっている。彼らの選手たちは今夜もそうだったが、全身全霊で戦うだろう。いつもそうだからだ。彼らが我々を倒して決勝に進む結果を残すなら、それは相応しいことであり、そうでなければ我々が決勝に相応しい。それが競争さ。我々は本当に良い試合をしたが、5日後にはまた試合があるからしっかり準備しなければならない」

また、クロップ監督はこの試合で3トップの中央を務め1ゴールを記録したマネに言及。バロンドールを受賞できるかという記者の質問を責めつつ、選手の見せる献身性を称えた。

バロンドールへのノミネートはこうしたこととは何の関係もなく、100%理解できないね。彼はワールドクラスの選手で、今回も本当に良いプレーだった。まだシーズンも終わっていないのに、どうしてそんな質問ができるのかがわからない」

「歴史的に見ても、バロンドール受賞には、何かタイトルを獲得しなければならないだろう。(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドでないなら、おそらくCLが必要だ。我々はまだそれを達成していないのだから、あと数週間待てば最終的にどうなるかわかるはずだ。サディオはチームに貢献したがっており、私はそうした姿勢が大好きだよ」

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