母親から「まるでボリス・ジョンソン首相みたい」と言われ続けたイギリス在住の7歳の男児が、このほど工作用のハサミで前髪を切り落とすという大胆な行動を起こした。お団子のように結ぶ「マンバン(man bun)ヘア」に憧れて髪を伸ばしていた男児だが、思いのほか短くなってしまった前髪にショックを受けたという。そんな息子の姿を見て大笑いした母親が息子の写真をFacebookに投稿したところ、「あなたが笑うことではない」「子供がかわいそう」などの非難の声があがっている。『Metro』『The Mirror』などが伝えた。

リンカンシャー州グリムスビーに暮らすジョージヘンリーデントン君(George-Henry Denton、7)は、お団子のように結ぶヘアスタイル「マンバン(man bun)ヘア」に憧れてこの8か月間は髪を伸ばしてきた。

だが母親のカーリーさん(Karly、33)から「ボサボサの金髪がまるでボリス・ジョンソン首相のようだ」と言われ続けていたジョージ君はある日、大胆にも工作用のハサミで前髪を切ってしまったのだ。

ジョージ君は新しいヘアスタイルを見せようと入浴中のカーリーさんのもとにやって来たが、その姿を見たカーリーさんは大笑いしてしまったそうで、このように振り返った。

「息子には数か月前からボリス首相に似てると何度も伝えていました。髪を伸ばしている途中できちんと整えられず、いつもボサボサでしたからね。私の母はイギリスの子供番組に出てくるいたずら好きのかかし『ワーゼル・ガミッジ(Worzel Gummidge)』に似てると言っていましたが、息子はどちらも嫌だったみたいで。ボリス首相を見せると『自分とは全然違う』と言っていましたが、寝起きで髪が爆発している時なんかそっくりで面白くて。息子は顔にかかる髪が気になっていたようなので、私は『もういい感じの長さに伸びたし、見栄えも良くなったからカットして整えよう』と言ったのです。」

「そしてジョージが弟のフランキー(Franke-Jamies、6)とかくれんぼをして遊んでいる間に私がお風呂に入っていると、『ママ、前髪がないよ』と見せてきて。『どうして…』としか言いようがなかったのですが、『前髪をちょっとだけ切ったんだ』と言ってガッツポーズをする息子に笑いが止まりませんでした。そして自分の前髪をまだ見ていないと話すジョージに鏡を見せると、おかしな髪型がショックだったようで泣き出してしまったんです。どうやらフランキーに髪を切ってと頼んだようで、ハサミはおもちゃ部屋にあった工作セットのものを使ったそうです。普段ならそんなことはしないんですけどね。」

ちなみにジョージ君はまだ髪を伸ばしたいと思っているそうで、カーリーさんは前髪が伸びるまでの間、ワックスを使って髪を整える予定という。

のちにこの出来事をFacebookに綴ったカーリーさんは、「『これで一日楽しく過ごせた』とか『笑い死にしそうだ』などのコメントがたくさん届きました。他にも自分の子供が髪を切っている写真を投稿している人がたくさんいて、みんなやっていることなんだと思い笑ってしまいました」と明かしている。

なお今回の件がメディアに報じられると「うちの子も同じことをしていたので懐かしい。今となってはいい思い出」「子供のすることは面白い」など共感のコメントが届く一方で、「母親に言われたから切ったのに、笑われるなんてかわいそう」「お母さんにいじめられてかわいそうな子」「子どもへの言動には注意が必要。この言動はいつまでも残り悪影響を及ぼすだろう」などの非難の声もあがっている。

画像は『Metro 2022年4月27日付「Boy, 7, cut off his fringe after being teased for looking like Boris Johnson」(Picture: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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