恋人と別れる理由は人それぞれですが、時間が経つと「どうしてあんな理由で……」と後悔が湧いてばかりのこともあります。

彼氏と別れたくなったら…「後悔しないために」じっくり考えたい“5つのこと”

そのときは別れるしかないと思っていたことでも、深く悔やむのは相手の記憶にもそんな自分が残っているという事実。

先に進めない人たちが抱えている「別れた理由」とはどんなものなのか、実録でご紹介します。

信頼を失った言葉

「自分に自信がない私は、当時の彼氏にもいろいろと甘えてしまい、負担をかけていたと思います。

付き合いはじめのとき、連絡など遠慮していたら『もっと話したい』と言われ、LINEや電話などで盛り上がるのは楽しかったです。

デートのときはおごってくれて、送迎もしてくれて、気持ちをうまく言葉にできない私を先回りしてくれるのが幸せでした。

でも、ちょっと意見が食い違うと嫌な雰囲気になるのが怖くて『もういい』と私が話し合いをやめてしまい、彼氏のほうが合わせてくれるばかりで。

何でも言葉にできる彼氏を見ていたら、自分は絶対同じように意見を言い合えないと思ってしまって。

あるとき、デートの約束をしていた日に彼氏の残業が決まり、ショックで『しばらく会わない』とLINEを送ったら、すぐ電話がかかってきて。

もちろん彼氏が悪いわけではないのは自覚しているけど、あれこれと説得してくる彼氏になぜか『負ける』と思ってしまい、思わず

『もういい。疲れた』

と言ったら『そうやって話し合いから逃げるのが本当にストレス。別れたい』と返され……、別れました。

こちらから連絡する勇気はないままそれで終わってしまい、結局本音を一度も言えなかったことに後悔があります。

ちゃんと解決したいのに、『疲れた』とか彼女に言われたら、誰だってイヤですよね……」(女性/32歳/総務)

「うまく言えないから」と話し合いから逃げる人は多いですが、その姿こそ相手にとっては愛情を軽んじていると捉えるもの。

「負ける」と思うのは自信のなさからの恐怖であり、こんなときは「混乱している」と自分の状態を伝えるのも冷静さを取り戻すきっかけになります。

「疲れた」は、何よりもふたりの信頼を失う言葉です。

逃げるのではなく解決を考える姿勢が、言葉にする力を鍛えるといえます。