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 南米コロンビアの首都、ボゴタ近郊の汚染された川から、悪臭を放つ有毒な泡が大量にあふれ出した。泡は飛び散り建物を覆い、逃げ惑う住民の姿も見受けられた。

 地元当局では、呼吸器系の問題や皮膚の炎症を引き起こす可能性があるため、泡に近づかないよう住民らに注意を呼び掛けている。 

【画像】 ひどい悪臭がする川からあふれ出した大量の泡

Colombian river plagued by clouds of toxic foam.

 コロンビア、モスケーラ市にある川からあふれ出した大量の泡。泡は川から飛び散り歩道を埋め尽くし、建物を覆い、学校へ通じる道路は封鎖された。

 泡はひどく臭いため、街全体が悪臭を放っている。もしこの泡の中に入ってしまったら探し出すことすら困難だろうと住民は語る。

 この町では過去数年にわたり、何度も汚染された泡が大量発生しているという。

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川に流れ込んだ汚染物質が原因

 地元の環境当局によると、川から泡が発生する原因は、人々が廃棄物、化学物質、洗剤などを投棄していることが原因だという。

 投棄される汚染物質は年々増加しており、尚且つ大雨がこの問題に拍車をかけているという。

 更にジャンジェロメッタ市長は、川に蓄積された植物が流れを詰まらせていることも要因の1つであると主張した。

泡に近づけないよう住民らに警告

 観光当局はまた、呼吸器系の問題や皮膚の炎症を引き起こす可能性があるため、泡に近づきすぎないよう、地元の人々に呼びかけた。

 コロンビア政府の環境担当者エドウィンガルシア氏は、地元ラジオ局カラコルに、「この物質の正体が何であるか、まだ完全に分かっていないため、子どもたちを遠ざけることが重要だ」と述べた。

 尚この地域の処理場では、2020年から川の除染に取り組んでいるそうで、泡がたまり続けるのを防ぐため、今後は川全体の監視と清掃を行う予定だという。

References:‘The smell is terrible’: toxic foam clouds float through streets of Bogota suburb | Colombia | The Guardian / parumo

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ひどい悪臭を放つ有毒な泡が街を漂う。近づかないよう当局が呼びかけ