明治安田生命J1リーグ第11節の1試合が4日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌は0-0のドローに終わった。

試行錯誤が続くなか、2試合連続完封負けで今季初の連敗を喫し、14位にまで転落したG大阪。ここからホーム連戦となるその初戦で、ここ3試合無失点を続け、前節の湘南ベルマーレ戦で本拠地初勝利の札幌を迎え撃った。

G大阪はここ2試合無得点が続く攻撃陣に引き続きレアンドロ・ペレイラを起用するなかで、ユース出身の新たな才能として売り出し中の中村がリーグ戦初先発。一方の札幌はケガ明けの金子が3試合ぶりにスタメン復帰した。

サンフレッチェ広島時代の師弟関係である片野坂監督とペトロヴィッチ監督の間柄もフォーカスされる一戦。前半はG大阪がボールを握るが、キックオフ早々にあわや得点の場面を作り出した札幌がフィニッシュ数で上回る。

受けに回る時間でもマンツーマンのディフェンスに徹する札幌は相手の不安定なビルドアップにプレッシャー。あまりボールを握れずにいるものの、焦れずに自分たちのスタイルを押し出し、試合の流れを明け渡さない。

互いに崩す場面が少ないまま終盤を迎えるが、44分にガブリエルシャビエルのポストプレーからルーカスフェルナンデスがチャンスメーカーとなり、駒井が右足フィニッシュ。決定的だったが、相手GKの正面を突く。

それでも、右CKの45分にキッカーの福森が左足クロスを上げると、ゴール前の宮澤がクォン・ギョンウォンに倒され、札幌がPKをゲット。だが、キッカーのガブリエルシャビエルがGK一森にコースを読まれ、絶好機を逸する。

開幕から負傷離脱が続くGK東口に代わり、ゴールマウスを守るGK一森の見事なPKストップに助けられたG大阪は攻撃の活性化を図ろうと、後半から柳澤と山見を投入。だが、立ち上がりから札幌の勢いが上回り、守勢を強いられる。

札幌が前半終盤のPK失敗を取り戻そうとチーム全体で後半開始から攻撃のギアを上げるなか、劣勢のG大阪も58分に齊藤とパトリックピッチへ。あと30分も試合時間を残すなか、4つの交代枠を使って巻き返しを図ろうとする。

すると、66分にパトリックへのロングボールを回収した流れからG大阪ビッグチャンス。左サイドからのパスを受けたパトリックがそのまま最終ラインを抜け出してボックス左でGK菅野との一対一を迎えるが、決め切れない。

60分のミラン・トゥチッチに続いて、68分に岡村と青木も入れ、勝負をかける札幌だが、攻撃のテンポが上がり出すG大阪も75分にボックス左から小野瀬が左足で折り返したボールに柳澤が合わせるなど、ゴールの匂いがし始める。

そのなかで、札幌は81分に右サイドからの折り返しにボックス中央のスペースに飛び込んでいった荒野が右足ダイレクトで合わせると、これがゴール右に飛ぶが、ここもGK一森がセーブ。もう一歩までいくが、ゴールが遠い。

83分にG大阪ウェリントンシウバを送り込んだなか、同じタイミングで中島を投入した札幌は85分にも相手最終ラインの背後に流れたボールをピックアップした青木に好機が巡ってくるが、ここもGK一森が立ちはだかる。

87分にも右CKから田中のヘッドでゴールに迫った札幌だが、またもGK一森がセーブ。何とか守護神の活躍に報いたいG大阪の攻撃陣だが、後半アディショナルタイムに巡ったウェリントンシウバの決定機もGK菅野に阻まれる。

結局、試合はGK一森の活躍が抜群に光り、0-0のドロー。9試合ぶりの無失点で連敗を「2」で止めたG大阪だが、5戦未勝利となり、これで3試合無得点となっている。一方の札幌は4戦負けなし。連続無失点も「4」に伸ばした。

ガンバ大阪 0-0 北海道コンサドーレ札幌

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