明治安田生命J3リーグ第8節の2試合が5日に各地で行われた。

勝てば首位と勝ち点で並ぶ4位の鹿児島ユナイテッドFCはホームで10位のカターレ富山と対戦。10分に中原が抜け出してネットを揺らした場面こそオフサイドの判定が下されたものの、その後も鹿児島の攻撃が続き、36分にボックス内で圓道が放ったシュートのこぼれ球を有田が流し込んで先制する。さらに、42分にはカウンターから右サイドの渡邉がクロスを上げ、ファーサイドでフリーの米澤がゴール。追加点を奪って、試合を折り返す。

後半に入っても、鹿児島の攻撃の手が緩めず、56分に右サイドからの渡邉のクロスをゴール前の有田がワンタッチで落とし、最後は走り込んだ中原がネットに突き刺して3点目。その後も幾度となくゴールに迫ると、87分に中原のパスを受けた途中出場の山本が今季初ゴールを決めた。90分にロングボールをボックス内で受けた川西にループシュートを決められ、1点を返されたものの、鹿児島が4-1で勝利。富山の連勝が「2」ストップした一方、鹿児島は2試合ぶりの勝ち点3で3位に浮上した。

ここまで4試合負けなしで9位につけるテゲバジャーロ宮崎は仲田監督が体調不良で療養となり、いまだ白星のない最下位Y.S.C.C.横浜とアウェイで対戦。11分に右サイドの崩しからボックス右の徳永がクロスを上げると、ゴール前に走り込んだ岡田が合わせて先制する。その宮崎が主導権を握って試合を折り返すと、後半開始早々の46分に先制弾を挙げた岡田がボックス左角からゴール右にシュートを放って、この日2点目を奪う。

後半も先手を取って勢いのついた宮崎は55分、ボックス内右をドリブルで深く入った薗田がマイナスのクロスを上げると、ゴール前でフリーの岡田が流し込んでハットトリックを達成。続く57分には岡田の3点目をお膳立てした薗田が試合を決定づける4点目を奪う。その後、YS横浜が一矢報おうとカウンターからチャンスをうかがうも、ゴールを割れず、宮崎が4-0で勝利。6連敗のYS横浜が開幕から7戦勝ちなしとなった一方、2試合ぶり白星の宮崎は7位に浮上した。

なお、ヴァンラーレ八戸vsSC相模原およびガイナーレ鳥取vs愛媛FCはそれぞれ相模原と愛媛で新型コロナウイルスクラスターが発生し、選手不足に陥った影響で延期未定が決まっている。

◆第8節
▽5/5
Y.S.C.C.横浜 0-4 テゲバジャーロ宮崎
鹿児島ユナイテッドFC 4-1 カターレ富山

▽5/4
アスルクラロ沼津 1-0 AC長野パルセイロFC
藤枝MYFC 4-3 FC岐阜
カマタマーレ讃岐 0-1 FC今治
松本山雅FC 0-0 ギラヴァンツ北九州
福島ユナイテッドFC 0-1 いわきFC

▽中止
ヴァンラーレ八戸 vs SC相模原
ガイナーレ鳥取 vs 愛媛FC

7日間無料トライアル実施中!『ブンデスリーガLIVEアプリ』
>詳しくはこちら