「熱男」で知られるプロ野球福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩。
今季はプロ17年目を迎える、チーム野手最年長のベテラン選手だ。
近年は若手の台頭もあり、ポジション争いが加熱。ベンチスタートで試合への出場機会がない場合もある。
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だが、そんな時でも、ベンチ内で誰よりも最前線で声をだし、チームの士気を高めているのが、他の若手選手ではなく、この松田だ。
持ち前の明るさで、監督も認めるチームのムードメーカー的存在だが、その一方で、後輩にかける熱意も人一倍持っている。
そんな松田が今回、元水泳選手で、ロンドン五輪銅メダリストの寺川綾がMCを務め、様々なスター選手をゲストに招き、スポーツを通して交流を深めるYouTubeチャンネル「アミノバイタル公式YouTube」に出演。
共にチームメイトとして戦う後輩へのある想いについて語ってくれた。
チーム野手最年長が後輩に思うこと
冒頭、寺川からの「仲の良い選手はいるか?」の質問に対し、「いません」と断言した松田。
「ずっと一緒に戦ってきたメンバーで言うと、ヤクルトの内川聖一さんや、今コーチをやっている本多雄一コーチだったり、長谷川勇也コーチ。その世代は本当に仲が良かったんですが、今は皆他球団に移籍しちゃったりコーチになられているので、仲の良い選手はいません」
一方で、松田は現在38歳で野手最年長。チームメイトは皆自分よりも年が下、特に高卒ルーキーに至っては、年齢が20歳ほど離れている事になる。
それゆえに、後輩へ指導やアドバイス求められることが増えたと言う。
自身はそんな後輩の存在に対し、どのような思いを持っているのだろうか。
「『一緒にやりたいです』とか、『教えて下さい』と言う選手は沢山います。そういう選手って、ライバルじゃないと思っています。自分がこれまでやってきたことに対して、その選手たちがどう思ってくれるかということを感じてくれるだけで良い。なので、自主トレも、来るもの拒まずです」
ライバルではない。とはいえ、自身とレギュラーやポジション争いをともにする相手には変わりはない。
そんな後輩に対して、自分が苦労して培ってきた技術を明かしたくない、などという思いはないのだろうか。
「同じポジションだから一緒にやりたくないとか、一緒に自主トレをしたくないとか、全くないですね」
切磋琢磨する相手でも惜しみなく、教える。そこには自身だけではなくフォア・ザ・チームを考える「熱男」の姿があった。
動画内では、そんなチーム内における、移動時のあるエピソードについても語られている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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