8日、明治安田生命J1リーグ第12節柏レイソルvs浦和レッズが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、攻め合いながらもゴールレスドローに終わった。

前節のサンフレッチェ広島戦で逆転勝ちを収め、連敗を「3」で止めた柏。途中出場で2ゴールと、鮮烈なプロデビューを飾った森海渡をスタメンに抜擢し、細谷と2トップを組ませた。

浦和AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージを突破し、帰国後初のリーグ戦となる。[4-2-3-1]を採用し、1トップには国内戦初先発となるアレックス・シャルクを起用。下位脱出の起爆剤となるか。

立ち上がりに江坂のミドルが見られたものの、互いにチャンスの手前まで運びながら明確な決定機がないまま迎えた23分、浦和は明本のカットインからこぼれ球をボックス内で関根が狙うが、GKの正面を突いた。

対する柏は28分、背後へロングボールを送り込むと、一度は岩波に収められたが、このボールを細谷がボックス右で強奪。森へとつないでフィニッシュまで至るも、クロスバーを越えた。39分にも2トップを生かしたシンプルな攻撃から森がシュートシーンを作るなど、若き2人が躍動する。

ボールを支配する浦和は42分にアレクサンダー・ショルツの縦パスを起点にチャンスを創出する。右サイドを攻略して江坂の折り返しからニアでシャルクが合わせた。

せめぎ合いの前半をゴールレスで終えると、後半立ち上がりには細谷のチェイシングからまたも2トップの連携で柏がシュートまで持ち込む。

57分の浦和はシャルクが巧みな動き出しからネットを揺らす。中央から左前方へふくらむような動きで中盤からパスを引き出すと、カットインから右足で流し込んだ。オフサイドディレイにより、遅れて旗が上がり、VARのチェックを経てもノーゴールの判定は変わらなかった。

圧力の増した浦和は68分、江坂のミドルのこぼれを拾い、右ポケットを完璧に崩して馬渡がグラウンダーのクロス。ゴール前のシャルクに通れば1点という場面だったが、GKキム・スンギュが見事な反応を見せた。

さらにシャルクが直接FKでゴールを脅かせば、柏もサイドからの好機を増やし、途中出場のアンジェロッティが狙う。

攻め合いながらも無得点のまま迎えた96分にはショルツが落ち際に合わせる見事なボレーを披露。力みのない完璧な一撃だったが、これもクロスバーに嫌われてタイムアップ。

両者ともに熱のこもった攻め合いを見せるも、ゴールレスドローで勝ち点1を分け合っている。

柏レイソル 0-0 浦和レッズ


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