新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今では、建物の入り口を筆頭に、至るところで消毒液が設置されている。しかし以前ツイッター上では、思わず二度見してしまう「意味深」な消毒液が話題となっていたのをご存知だろうか。

【話題のツイート】間違ってはないのだが…


■予想外の「3文字」に思わず驚き

注目を集めていたのは、ツイッターユーザー・がしみやさんが投稿した一件のツイート

こちらには「合ってるけどそうじゃない感」と、なんとも煮え切らないひと言がつづられていたのだが…添えられた「消毒液」の写真に目をやると、思わず納得してしまう。

「お清め」

日常的に目にする市販の消毒液の後方には、なんと「お清め」の3文字が大きく記された看板が設置されていたのだ。


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■「今時のお清め」と話題に

周囲の様子から察するに、神社等の施設で撮影されたと思しき一枚だが、消毒を「お清め」とするのはなかなかにユニークな表現。

件のツイートは投稿から数日で1万件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「確かに、今どきのお清めですよね」「間違ってはないのだけど…」「塩とかじゃなく、消毒液なのか(笑)」などの反響の声が寄せられていた。

そこでツイート投稿主のがしみやさんおよび、こちらの「お清め」を設置した施設に詳しい話を尋ねてみると…様々な舞台裏が明らかになったのだ。

■神社側の回答に思わず納得

がしみやさんがこちらの「お清め」を発見したのは、広島県を代表する観光スポット・厳島神社の入り口付近。

ツイート投稿の経緯について、がしみやさんは「今の御時世では消毒用アルコールが置いてある様子も当たり前なものですが、これをあえて『お清め』と称していることに神社らしさや今の時代らしさを感じた一方、少しシュールな印象も受けたので、投稿した次第です」と振り返っている。

続いて、厳島神社に「お清め」と消毒液のタッグ結成について尋ねてみたところ、こちらは新型コロナウイルス流行の当初から設置されているものであることが判明。

なお神社側としては、手指の消毒が求められている昨今において言わば「当たり前」の配慮であると感じているようで「特に変わったことをしている認識はございません」という補足も見られたのだ。

「お清め」

しかし通常の「消毒にご協力ください」よりも、「お清め」と書かれた消毒液を使用した方が運気が高まりそうな気がしてくるのは記者だけだろうか…。


■過去にはこんな「消毒」も話題に…

街中で見かけるのがもはや普通となった消毒液だが、時には思いもよらぬ「誤表記」で見る人の度肝を抜くケースも。

昨年3月には、来店客に消毒を促す張り紙に「消毒エターナル」という謎の永久機関の名を表記したラーメン屋が大きな話題となっていたのだ。

見慣れた消毒液本体や、周囲の様子を改めて観察してみると、新たな発見があるかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

見慣れたはずの消毒液、何かがおかしい… 背後の「3文字」が予想外すぎると話題に