友達にギフトを贈ろうと思ったけど、知ってるのはLINEだけで住所は分からず……。お互いに年賀状を送り合う習慣も希薄になり、そんな関係性が若者のみならず幅広い世代に増えている昨今。相手の住所が分からなくても、メールやLINEで簡単にギフトが贈れる画期的なサービスが巷でじわじわと浸透してきていること、ご存じでしょうか?
それが「eギフト」。もしくは「ソーシャルギフト」「デジタルギフト」とも呼ばれるサービスです。導入している企業によって多少の差はあれど、使い方はいたってシンプル。まず贈り手がインターネット上でギフトやカタログを購入、取得した受け取りURLをSNSで送信。もらい手はそこにアクセスして自ら商品を選んだり、受け取り日時や住所を入力するだけで、好きな時・好きな場所でギフトを受け取ることができるんです!
個人間でのやり取りだけでなく、取引先や顧客・ユーザーに向けてなど法人での需要も急速に高まってきている「eギフト」。100円単位のコーヒーチケットから10万円クラスの宿に泊まれる豪華体験ギフトまで、多種多様なニーズに応えるバリエーション豊かな「eギフト」商戦が、早くもネット上では繰り広げられているようです。今回は、それぞれ趣向の異なるギフトを取り扱う3社のサイトをご紹介します!
日本全国の美味しいものが勢揃い!お取り寄せグルメサイト『オンワード・マルシェ』
まずはアパレルブランド、オンワード樫山が運営するお取り寄せグルメサイト『オンワード・マルシェ』。「美味しい!をコーディネート」をコンセプトに、バイヤーが全国の産地で出合った選りすぐりの逸品を取り揃えています。
今年の3月からスタートした「eギフト」では、スイーツやおかずを始めとした食品類はもちろん、オシャレなテーブルウェアやキッチン雑貨などもラインナップ。各ジャンルの人気ランキングや「3000円以内で」など予算別に商品を検索することも可能で、相手の好みに合わせたギフトを豊富なアイテムの中から選ぶことができるんです。まさに美味しいものだらけのマルシェ(市場)を巡っている気分で、相手へのギフトを探すつもりが自分用にも思わず注文したくなっちゃうかも?
手渡しだとどうしても日持ちや温度帯を気にしてしまう食べ物の贈り物も、相手が好きな時に、好きな場所へお届けできるのであれば選択肢もグッと広がるもの。たとえば、可愛らしいトッピングを施したホールのケーキや冷凍とは思えない絶品おかずも、お店さながらのクオリティをそのまま味わってもらえるのでどなたにも喜ばれること間違いなしです!
eギフトサービス『giftee』で贈る、日頃の「小さなありがとう」
次にご紹介するのが、「eギフトを通じて人や企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」をビジョンに掲げ「キモチが循環する社会」を目指す株式会社ギフティ。「eギフト」の発行から流通までを一貫して提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で展開していて、個人向けのeギフトサービス『giftee』では、大手カフェチェーンのドリンクチケットや各種コンビニエンスストアのお買い物券からラグジュアリーホテルの宿泊チケットまで、1900種類以上もの人気商品を扱っているのが特徴です。
基本的な使い方は冒頭の通りなのですが、『giftee』では相手にURLを送る際、シーンに合わせた多彩なギフトカードも一緒に選べるのが嬉しいところ。キュートなデザインで「ありがとう」のメッセージを添えたり、「ごめんね」のカードにお詫びの思いを込めたりと、ギフトとともに贈り手の気持ちを伝えるお手伝いをしてくれるんです。
また、指定先にギフトを配送するサービス以外にも、コードを入力することで各種動画配信サービスやオンラインでの書籍の購入などのWEBサービスを利用してもらうタイプ、あるいは店舗でのお会計時にチケットを提示してギフトを受け取ったり、サービスの提供を受けられるタイプもあったりとギフトの種類もさまざま。
2021年12月からは、もらい手が好きなカフェチェーンブランドのギフトを選べる「giftee Cafe Box(ギフティ カフェ ボックス)」や「giftee Sweets Box(ギフティ スイーツ ボックス)」の販売が順次スタート。「giftee Cafe Box」は、贈られた「ギフトポイント」を、スターバックスやタリーズコーヒーなど8ブランドのカフェチェーンで利用できる最大21種類の「eギフト」から好きなアイテムと交換することができます。
何千円もする品物だと相手にも気を遣わせてしまうけど、ちょっとしたお礼を一杯のコーヒーに代えて、というシチュエーションにはこれ以上ない便利なサービスではないでしょうか!
トレンドとこだわりを詰め込んだ、心ときめくギフトだけをセレクトする『THE GIFT SHOP HYACCA』
そして最後にご紹介するのが、「大事な人に、嬉しいを贈る」がテーマの『THE GIFT SHOP HYACCA』です。お祝いや引き出物、結婚祝いなどハレの日ギフトを中心に揃えているため、トレンドを押さえつつもマナーも大切にしたアイテムが多いのがポイント。すべての商品が「eギフト」(サイト内での名称は「ソーシャルギフト」)のサービスに対応しています。
特筆すべきは同時に複数のURLを送信することが可能なのと、ラッピングに力を入れていること。家族それぞれにギフトを贈りたい場合やパーティーのノベルティなど、一斉送信できるのはありがたいですね。ラッピングは高級感のある『HYACCA』オリジナルの包装紙を使っていて、ダンボールを開くとまず目に入るインナーペーパー共々アーティストのLaura Hickman描き下ろしとのこと。このインナーペーパーが1枚あるだけで、箱を開ける瞬間のワクワク感が一気に高まります。
また、『HYACCA』のセレクションの中からさらに選りすぐった、「EspeciallyBox(エスペシャリボックス)」も目玉のひとつ。日々の暮らしや普段の食卓を、特別な空間やひとときにグレードアップしてくれる厳選ギフトをセットにして販売しています。たとえば、世界中のレストランで愛用されているクチポールのカトラリーセットや出産祝いに贈りたいベビー服とブランケットのセットなど、幅広いニーズに応えてくれる優れもの。ちゃんとしたお祝いに、上質なものを贈りたいときには大変重宝すること請け合いです。
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美味しいものを贈りたいとき、気持ちをギフトに代えて伝えたいとき、そしてフォーマルにお祝いしたいとき……。三者三様のシチュエーションで使い分けたい「eギフト」で、ぜひ大切な人に心に残るギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?
『giftee』
『THE GIFT SHOP HYACCA』
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