ラ・リーガ第36節が10日に行われ、バルセロナがホームにセルタを迎えた。

 前節ベティス戦の勝利で、来季のチャンピオンズリーグ出場を確定させたバルセロナ。ホームに戻ってきたこの一戦では、ダニエウ・アウヴェス、フレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスらがスターティングメンバーに名を連ねた。

 均衡が破れたのは29分。右サイドでボールを受けたウスマン・デンベレが華麗なテクニックでドリブル突破を見せ、中央のスペースへクロスボール。走り込んできたメンフィス・デパイが右足でネットを揺らし、バルセロナが先手を取った。

 先制を許したセルタも反撃へ。35分チアゴ・ガリャルドが右足で強烈なシュートを放つと、36分には再びヘディングシュート。双方ともにマルクアンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれ、得点とはならなかった。

 41分にはバルセロナにチャンスが。ロングボールで相手DFラインの背後へ抜けたデパイが、巧みなキープから左足でクロスを送る。DFが触ってコースが変わったものの、ピエール・エメリク・オーバメヤンは難しい体勢から左足でボレーシュートを沈め、バルセロナが点差を広げた。

 2点リードで折り返した後半、バルセロナが再びチャンスクリエイト。48分、オーバメヤンがピッチ中央付近でボールを引き出し、右サイドのデンベレへ。ドリブルで持ち運び中央へ折り返すと、走り込んできたオーバメヤンが冷静にゴール左隅へ流し込む。バルセロナが試合を決定付ける、3点目を記録した。

 50分にはバルセロナがミスからピンチを招く。テア・シュテーゲンのパスがずれたところを見逃さなかったガリャルドが、ダイレクトで中央へ。ボールを受けたイアゴ・アスパスは左足で難なくネットを揺らし、セルタが1点を返した。

 61分には緊急事態。競り合いの際にガビと衝突したロナルド・アラウホが意識を失い、ピッチに倒れ込んでしまう。緊急でピッチに入った救急車に運び出される形で、病院へと向かった。

 終盤にかけても試合はバルセロナのペースで進み、途中出場のリキ・プッチやアンス・ファティがチャンスを迎えるも、決め切ることができず。試合はこのまま終了し、バルセロナラ・リーガ3連勝を飾った。

 次節は15日に行われ、バルセロナは敵地でヘタフェと、セルタはホームでエルチェと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 3-1 セルタ

【得点者】
1-0 30分 メンフィス・デパイ(バルセロナ
2-0 41分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(バルセロナ
3-0 48分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(バルセロナ
3-1 50分 イアゴ・アスパス(セルタ)

2ゴールで勝利に貢献したオーバメヤン [写真]=Getty Images