トッテナムアントニオ・コンテ監督が、リバプールユルゲン・クロップ監督からの批判に対して持論を展開した。イギリススカイ・スポーツ』が伝えている。

トッテナムリバプールは、7日に行われたプレミアリーグ第36節で対戦。リバプールは勝てばマンチェスター・シティをかわして暫定首位に浮上できる一戦だったが、徹底して堅守速攻を貫いたトッテナム相手に苦戦し、1-1のドローに終わった。

結果として、2位リバプールと首位シティの勝ち点差は「3」に広がり、優勝争いから一歩後退。同時に、5位トッテナムも4位アーセナルとの勝ち点差が「4」にまで広がり、トップ4入りに向けて黄色信号が灯ることになった。

クロップ監督は試合後、トッテナムも勝利が必要な状況で守備的な戦術を採用したコンテ監督を非難。「こうしたフットボールは好きじゃない。私には真似できないね」とコメントを残した。

これに対してコンテ監督が反応。思うような結果を得られなかった指揮官によくある言動だと理解を示しつつも、相手ではなく自分たちのチームに集中すべきだと語った。

「ユルゲンは知的な人物であり、非常に賢いと思う。だが監督というのは、試合後に単純ではいられないものだ。まずは頭を冷やすため、何かをする必要がある。時にそれは簡単ではなく、今シーズンを思い出してみれば私だって何度も結果や自分自身、選手たちに失望していた」

「私はユルゲンを尊敬している。そして彼もまた、私をとても尊敬してくれていると知っているよ。これは彼と私にとって、対戦相手について話す必要がないことを知る良い機会になるだろう。互いにチームに集中することが大切なんだ」

「試合後、彼は少しイライラしていたようだ。だが、どの指揮官も相手ではなく、自分のチームに集中することを学ばなければならないね。我々は自分の仕事が間違っていた場合、言い訳アリバイを探したくなってしまうものだ」

サムネイル画像