ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(29)を巡る交渉が決着したようだ。

コウチーニョはバイエルンでのローン生活を挟んでもバルセロナでの状況が好転せず、今年1月にアストン・ビラに入り。リバプール時代の戦友であり、今や指揮官として接するスティーブン・ジェラード監督の下、ここまで15試合出場で4得点3アシストを記録している。

だが、ビラとの契約内容は半年ローン。ジェラード監督から来季もチームにとどめたい思いが明らかにされるなか、4000万ユーロ(約54億5000万円)の買取オプションを持つビラは引き下げ交渉に動き、その行く末が注目されている状況だったが、話がまとまった模様だ。

移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、コウチーニョがすでにビラと個人条件で折り合いがついたとされるなか、クラブ間の交渉も完全合意。完全移籍でのビラ残留見通しが立つコウチーニョにとって、やはりジェラードの存在が大きかったという。

なお、財政難もあって早く交渉をまとめたいバルセロナは2000万ユーロ(約27億2000万円)程度で取引成立に至ったとみられる。

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