FAカップ決勝を前に、リバプールオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが意気込みを示した。クラブ公式サイトが伝えている。

4月に行われたFAカップ準決勝で、プレミアリーグでも覇を競うマンチェスター・シティを下して決勝進出を決めたリバプール。14日にウェンブリー・スタジアムで行われる決勝では、2月に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝と同じくチェルシーと対戦する。

自身にとって初のFAカップ決勝となるファン・ダイクは、未獲得のトロフィーを手にするチャンスに意気込み。PK戦を制して優勝を成し遂げたEFLカップ同様、タフな試合を覚悟しているようだ。

「FAカップは特別な大会だ。もちろん、ここ数年はさまざまな理由で残念ながら決勝戦に近づけるだけの結果を残せなかった。でも、やっと決勝に進出できた。特別なものにしたいと思っているよ」

「僕がこのクラブに加入してから、チームとして獲得できていなかった唯一のトロフィーになる。そして今、僕らにはビッグチャンスがあるね。相手は素晴らしいチームであるチェルシーだ」

「クラブとしてこの大会で最後に優勝したのは、もうずいぶん前かもしれない。EFLカップ決勝がそうだったように、どれだけタフな戦いになるかは理解している。実際に試合をして、また素晴らしい一日を過ごせたらと良いと思っている」

また、ファン・ダイクは対戦相手であるチェルシーについても言及。終盤戦で調子を落としている相手だが、決勝の舞台では関係ないとし、集中して試合に臨みたいと語った。

チェルシーの個々のクオリティは高い。さまざまな方法で攻撃してきて、危険な場面を作ってくる。今季終盤はケガや多くの要因、チャンピオンズリーグ敗退の挫折によって、望んでいるような安定した戦い方はできていないようだ。でも、決勝戦でそれは関係ない。両チームとも勝ちたいと思っているから、とてもタフで良いゲームになるだろう」

「僕たちはクラブとして、チームとして、街全体として、今は良い時期だと思う。願わくば、シーズン終了後に報われていたいね。もちろん保証はなく、まだすべての試合をこなす必要はあるが、できれば勝利する側に回っていたい」

「とはいえ、何が起ころうともここにいる皆を誇りに思っている。これをこのまま続けていかなければならないね」

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