続々新しい味わいが発売されるカップラーメン業界。すっかり暖かくなった今でも、その波は衰えない。そこで今回は日清食品が新しく発売した中でも注目度の高い、海老に特化した二つのカップ麺を紹介。実食しその魅力をお伝えしよう。

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●お子様が泣いて喜ぶ超絶クリーミーヌードル



 まずは4月4日に発売されたカップヌードルシリーズの最新作「海老のトマトクリーム」。オレンジ色と海老のイラストパッケージが目を引く。フタを開けてみると、カップ麺ではなかなか見かけないブロッコリーに、当然の海老、たまご、人参などのフリーズドライがぎっしり入っている。

 お湯をかけて3分、再びフタを開けるといつものように、麺が見えないぐらい膨らんだ具材に覆われている。色彩豊かでなんともうまそうだ。味が馴染むまでぐるぐるとかきまぜて、まずはスープからいただきます。

 おおー、かなりとろとろでクリーミー。まるでシチューポタージュのよう。トマトの甘味や酸味もしっかり感じられ、トマトクリームの名前に偽りなしだ。そして海老ちゃんね、たしかにおります。ガツンとではないけど、少し奥の方に隠れている感じ。時々スープ専門店などで見かける「海老のビスク」くらいの海老力はないが、ここにいるよーと呼びかけてくる。

 ではお次は麺をいただきましょう。スープの粘度が高いせいでズルズルというより、ゾゾゾゾという感じで麺を吸引。んーなるほど、これはラーメンというより、スーブスパゲティすなー。さらにゾゾゾゾ。うんうん、クリーミーなスープともマッチングも悪くないし、ゾゾゾゾ、深い味わいというよりポップでこりゃお子様なんぞはたまらんでしょうなー。……でも海老くんどこよ!

 具材の海老を食べると香ばしい味が弾けるんだけど、やはり別の魅力が際立っている。そこで目を閉じて瞑想し味の探索に出かけると、大きなトマトに隠れた海老くんが、おおーい僕いますよー、と尻尾を振ってくれた。海老くん、そんなところに隠れてないで出ておいでよ。と声をかけても元気がない。海老くん、僕はもう行きます。元気でね…。


●激辛ファンを虜にする実力派の新たなる挑戦



 次にいただいのは2月21日に発売スタートした「蒙古タンメン中本 海老味噌」。カップラーメンの中本シリーズといえば、激辛ファンに親しまれる、程よく強めの味わいが特徴だがさてその刺激と海老のバランスや如何に。フタを開けるとシリーズの特徴でもある、カップ麺にしてはしっかりとした中太ストレート麺がお目見え。そして辛そうな粉と、さらに辛そうな小袋の旨辛オイルが脇を固める。海老のフリーズドライが入っているのも象徴的だ。

 お湯を入れて5分、出来上がりに真っ赤な調味料を入れて、しっかりとかき混ぜ、まずはスープからいただこう。んー!激辛の定番「北極」ほどではないが、やはりガツンとした辛さが押し寄せる。辛さの中に痺れがあるのが、さすが中本だ。海老の香りもふわり感じることができる。

 次につるりとした質感の麺をいただくと、うんうん、これもいつもの中本のカップラーメン。歯応えのある麺が主張している。ふー、辛い、ズルズル。はー、辛い、ゴクゴク。そうやっているうちに、辛さに慣れてくる。と、その時にはやっぱり……だから海老くんどこよ!風味に慣れてしまったのか、またまた逃走中

 さらにコクのある味噌の味わいも、いつもより若干薄まっている印象。これは邪推だが、もしかすると海老の風味を立たせるために、味噌やその他調味料の味を抑え目にしたのかもしれない。にもかかわらず海老の風味も慣れると薄まるという悲劇…。しっかりと出汁を強調させるには、ビストロなんかの海老のスープや海老グラタンのように、大量の海老殻を使用しないといけないのかもしれない。人気があるしポピュラーな食材なのに、なんと気難しいやつだ。海老くん、もっと自分の持ち味を主張したまえ!

 ということで、今回いただいたのはカップヌードルと中本という日清の強力なブランドの2品だったが、海老くんの少しシャイな特性のせいで、なんだかバリっとしなかった印象。ただ両方ともベースにある魅力はしっかり際立っているし、もちろん美味いので、瞳を閉じて海老を想うよー、と海老くんを応援しながらぜひ食してほしい。(エフェクト・山葉のぶゆき)

※記事中の価格は購入時もの
コンビニのカップ麺の棚でも一際目立つ二つのカップ麺を実食