富裕層の節約には明確な目的がある
2022年5月9日に公表された、スシローの値上げ。スシロー全店において、10月1日より黄皿1皿110円が120円になります(税込)。
食料品や日用品、電気料金などのさまざまな場面で値上げが相次いでいますが、1皿100円(税抜)の印象が強い回転寿司の値上げに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
今後も値上げが続くことを考えると、早めにはじめたいのが節約です。
以前、証券会社に勤めていた筆者がおすすめしたいのが、富裕層と呼ばれる人々がおこなう節約方法です。
まとまった資産をもつ富裕層ですが、お金の使い方にはこだわりがありケチと言われるほど細かい方もいらっしゃいました。そのポイントをくわしく見ていきましょう。
富裕層の節約には「明確な目的」がある
皆さんのこれまでの節約で、続いたものはいくつあるでしょうか。なかなか節約が続かない理由の一つにモチベーションが挙げられます。
「金銭的に余裕がないから」「生活が苦しいから」といった理由では、節約自体を重苦しく捉えてしまうもの。義務感だけで節約するのではモチベーションが上がらず、続けにくくなってしまいます。
富裕層と呼ばれる方々の中には、日常生活で節約をする方もいらっしゃいます。
富裕層と私たちとの節約で違うと感じるのが、彼らにははっきりとした目的意識があるということ。
ムダなお金を使わない分、代わりに価値のあるモノや有意義な体験、投資などにお金を使うといった目的を明確に定めているのです。
「価値のあるものにお金を使う」という前向きな目的が決まっているからこそ、節約のモチベーションも続きやすいでしょう。
実際に彼らが節約していたものをご紹介します。
クーポンを使うなど、安いものを購入する
富裕層でもコンビニよりスーパーを利用するなど、できるだけ安いものを購入する方はいます。
紙やアプリなどでクーポンを利用すると安くなることもありますが、クーポンなども利用します。
数十円、数百円のことと考えてしまいがちですが、これを1カ月、1年、10年の積み重ねと考えると侮れません。
普段から安いものを購入する習慣をつけておくことでムダ遣いを防げ、他のことにお金を使えるでしょう。
手数料を払わないよう工夫する
クーポンを使って買い物をするだけでなく、富裕層は余分な手数料も支払いません。
今はコンビニですぐにATMを利用できますが、富裕層はコンビニや休日にATMを利用しないなど、できるだけ手数料を払わないよう工夫しています。
たとえば1回110円の手数料だとしても、10回使えばすぐに1000円を超えます。
払わなくても良い手数料は極力払わないと決めることも大切でしょう。
お金がかかるレジャーばかりをしない
旅行やレジャーはまとまった金額がかかることも多いですよね。富裕層がいつもお金のかかるレジャーばかりかというとそうでもありません。
休日は子どもの習い事の発表会やスポーツ観戦などに出かけたり、美術館や博物館などを巡ったりという方もいました。
家族や友人との時間を楽しんだり、本物を見に行くといった目的をもったりすることで、そこまでお金をかけなくても楽しい時間を過ごすことはできます。
「お金をかけるから楽しめる」という価値観を考え直してみるとよいでしょう。
富裕層は明確な目的をもち、お金の使い方にマイルールを決めている方が多い印象を受けます。今回のポイントをもとに、まずは節約の目的を考えてみてはいかがでしょうか。
コメント