Yogibo WEリーグ第21節が14日から15日にかけて行われた。

 前節の勝利で初代チャンピオンに輝いたINAC神戸レオネッサ(I神戸)は、皇后杯覇者の三菱重工浦和レッズレディース(浦和)と対戦した。WEリーグにとって初となる国立競技場で行われた一戦。序盤からI神戸が多くのチャンスを演出するも決められず。41分には浦和にチャンスが。右サイド深い位置からの折り返しを安藤梢が沈めて先手を取った。最終的にはこのゴールが決勝点となり、浦和が初代王者のI神戸相手に意地を見せる結果となった。

 日テレ東京ヴェルディベレーザ(東京NB)はホームにマイナビ仙台レディース(マイ仙台)を迎えた。試合は8分、右サイドを駆け上がった清水梨紗のクロスボールが直接ゴールに吸い込まれ、東京NBが先手を取った。52分にはマイ仙台が反撃。ピッチ中央付近でボールを奪うと、スルーパスに反応した宮澤ひなたがGKをかわして冷静にゴールを決め、試合は振り出しに。それでも東京NBは84分、宇津木瑠美がシュートのこぼれ球を押し込んで勝ち越しに成功。東京NBがホーム最終戦を白星で飾った。

 東京NBと勝ち点で並ぶジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉L)は大量4得点を挙げて、ちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)に勝利。AC長野パルセイロレディース(AC長野)とノジマステラ神奈川相模原(N相模原)、アルビレックス新潟レディース(新潟L)とサンフレッチェ広島レジーナ(S広島R)の一戦は、双方ともに引き分けで終了している。

 今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。

■試合結果
5月14日(土)
AC長野パルセイロレディース 1-1 ノジマステラ神奈川相模原
INAC神戸レオネッサ 0-1 三菱重工浦和レッズレディー

5月15日(日)
日テレ東京ヴェルディベレーザ 2-1 マイナビ仙台レディー
アルビレックス新潟レディース 2-2 サンフレッチェ広島レジーナ
ちふれASエルフェン埼玉 1-4 ジェフユナイテッド市原・千葉レディー

WE ACTION DAY:大宮アルディージャVENTUS

■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 INAC神戸レオネッサ(47/+23)
2位 三菱重工浦和レッズレディース(41/+16)
3位 日テレ東京ヴェルディベレーザ(33/+14)
4位 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(33/+8)
5位 マイナビ仙台レディース(28/+8)
6位 サンフレッチェ広島レジーナ(22/-3)
7位 AC長野パルセイロレディース(21/-8)
8位 アルビレックス新潟レディース(18/-10)
9位 大宮アルディージャVENTUS(18/-11)
10位 ノジマステラ神奈川相模原(13/-17)
11位 ちふれASエルフェン埼玉(13/-20)

■次節の対戦カード
5月22日(日)
13:00 浦和 vs 東京NB
13:00 大宮V vs I神戸
13:00 千葉L vs 新潟L
13:00 N相模原 vs マイ仙台
13:00 S広島R vs AC長野

WE ACTION DAY:EL埼玉

浦和が国立開催の一戦を制した [写真]=須田康暉