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アメリカ・メリーランド州で、このほど公立高校に雇われていた補助教員の男が逮捕された。教え子を含む、未成年少女のわいせつ画像などを多数所持していたことを、地元メディアの『WBAL-TV』『fox5-DC』などが伝えている。


■女子バレーボール部を指導

事件を起こしたのは、メリーランドキャロル郡の公立ウェストミンスター高校に雇われていた、元・補助教員のエヴァン・フロック(32)。

同校では女子バレーボール部のコーチも務めていたが、フロック容疑者について「よくわからない人物。ちょっと変わったところがある男」と話す同僚もいるようだ。


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■「セクシーな写真を送って」

フロック容疑者は男子高校生のふりをしてSnapchatにアカウントを開き、未成年者ばかり1,000人ほどの少女に次々とコンタクト。うまく騙せた相手に「君のセクシーな写真や動画を送って」と求めていた。

キャロル郡保安官事務所がこの事件の情報を得たのは今月2日。その1週間後、保安官代理は連邦捜査局(FBI)の職員とともにフロック容疑者の自宅を急襲した。そこで昨年4月から10月にかけて入手したとみられる、少なくとも20件のわいせつな画像や動画が確認されたという。

■被害者には教え子も

フロック容疑者が所持していた画像や動画について、警察は勤務先であるウェストミンスター高校、および西隣の町にあるフランシス・スコット・キー高校の在学生のものが含まれていると発表している。

生徒はもちろん、教員や保護者の間にも波紋を広げており、「小さな町ゆえ誰もが顔見知りで、どんな話も筒抜け。被害にあった子たちが心配です」「部活動の遠征先で知り合った少女たちも狙われたのでは」といった声が聞かれるという。


■保釈保証金は設定されず

フロック容疑者の起訴にあたり罪状は現時点で18件。身柄は拘置所に送られたが、保釈保証金の設定はなされなかった。

これに対し、弁護人は「フロック氏には凶悪犯罪の前科もなく、少女たちと実際に会ってみだらな行為を働いたわけでもない。GPS装置をつけての保釈が妥当だろう」と主張し、保釈審理を要求したという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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