新潟駅で一時話題になった「情報量の少ないのりば案内板」。番線ごとの案内に「在来線」としか書かれていませんが、駅のリニューアルでどう変わるのでしょうか。

6月5日にいよいよ完全高架化

「2番線 山手線 目黒・品川・東京方面」…駅構内ではこのような、のりばごとの案内板を見ることができます。

いっぽう、新潟駅の構内に掲げられているこの案内板は一風変わっています。というのも、番線の数字の横には、路線名も方向も告げられず、ただ「在来線」とだけ書かれているのです。

分かれ道にも「←8・9番線 在来線」「2~5番線 在来線→」と案内されており、自分の乗りたい路線ののりばがどちらにあるのか、案内板だけでは全くわかりません。特に8・9番線の地上ホームと2~5番線の高架ホームで場所が全く違うため「向かう方向を間違えると致命的なのに、案内板が全くその手助けにならない」状態。あまりにもアバウトなことが、かえってネットを中心に話題となりました。

このように案内がアバウトになっているのは、新潟駅の構造にあります。運転系統が複雑であることに加え、時間帯で発着番線が異なることから、どの路線がどのホームに来るのかが、上下の方向すら決まっていないのです。JR東日本 新潟支社も3年前に「分けようがない」とのコメントを出しています。

さて、その新潟駅2022年6月5日(日)始発からついに完全高架化。8・9番線の地上ホームは廃止され、新たに使用が開始される1番線とあわせ、1~5番線の5本ののりばによる運用となります。

これにより、”アバウト案内板”はどうなるのでしょうか。

新潟支社にたずねたところ、6月5日の完全高架化・ダイヤ改正後も、1~5番線にはそれぞれどの路線の電車が発着するか、特に決められてはいないとのこと。

それに伴い、新たに設置される案内板でも、やはり番線案内に路線は明記されず、緑色のラインとともに「1~5 在来線」と書かれた標記が使用されるそうです。

地上と高架に分かれていたのりばが、ひとつの高架駅に集約されることで、ホームの場所を間違えて致命的なタイムロスをする”危険”は小さくなりそうです。しかし今後も相変わらず、自分の乗りたい列車が何番線から発車するのか、あらかじめ電光掲示板でしっかり確認する必要があるでしょう。

新潟駅にある「在来線」とだけ書かれた案内板(乗りものニュース編集部撮影)。