武井壮

16日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で武井壮プロ野球の審判に関する規則をバッサリと斬った。


■ロッテと審判団が連日揉める

番組は15日に行われたオリックス・バファローズ千葉ロッテマリーンズ戦で、判定に抗議したロッテブランドン・レアード選手を白井一行審判が退場にしたニュースを取り上げる。

同審判は佐々木朗希投手を威嚇するような行動を取ったことが物議を醸したほか、14日の試合でも最終打者の判定をめぐり抗議した井口資仁監督が退場になるなど、「ロッテと審判団が揉めるケースが続いている」とのこと。

また、野球規則に「審判の判定に対し異議を唱える、スポーツマンらしくない行動や言動があった場合、出場資格を奪って試合から取り除く権限を持つ」「裁定に対して異議を唱えることは許されない」と明記されていることも報じられた。


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■武井が持論を展開

武井は「古いルールだなっていう感想ですよ。ルールが今の時代に即してないんだろうなと」と語る。

続けて、「動画とかだって、もう何度も簡単に見返せる時代で、テレビを見てる人もネットで見ている人も、ストライクが入っているか、ゴールが入ったかどうかとか、簡単に見返すことができる時代じゃないですか」と指摘。

そして「(昔は)審判が絶対である必要があった。だからこのルールがあるわけで。でも、今はそんな時代じゃない」と分析した。

■アスリート側の心情も語る

さらに武井は「多くの人が見ているなかで”今のはちょっと”と思う場面がたくさん出てきてるわけですね。今なんて、即座にそれをもう一度ストライクだったか、ボールだったかとかって判定できるはずなのに」と指摘する。

そして、「審判がストライクって言った。”今のは明らかに”って。しかも人生がかかっている試合もあるわけじゃないですか。一度優勝があるかないかが決まる場面もあるかもしれない。それをもしかしたらミスジャッジかもしれないものを、そのまま受け入れるなんて、なかなかできないってのがアスリート側の気持ちだから、多少は”ちょっと待ってくれよ”っていうのはあると思う」と語った。


■「ルールが古い」

ヒートアップ気味の武井は「威厳を保つためのルールだったんだけど、今、審判の威厳を保つには、より高度な方法を使って判定をして、”きわどい、わからない”と思ったらAIやVARにしっかりと判断を委ねて」と提言する。

そして、「間違えた場合は訂正したほうが威厳が保たれる」とし、「ただ、自分の判定が絶対で、ルールに守られているから、これでよしっていうんじゃなくて。そういう時代がそろそろ僕は来てもいいと思うから。ルールが古い」と指摘していた。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

武井壮、”審判が絶対”の野球規則に異議 「今の時代に即してない」