きょうは梅雨前線が日本の南海上に停滞します。前線から遠い北日本は日差しの届く所が多いでしょう。西日本にかかっている雲は次第にとれて、晴れ間が広がる見込みです。東日本は前線に近い太平洋側を中心に雲が広がり、関東などでは沿岸を中心に通り雨がありそうです。
 この先の天気の鍵をにぎるのは、梅雨前線の位置です。「梅雨前線の七五三の法則」というものがあり、前線から距離にして300キロメートル以内では本降りの雨、500キロ前後は曇り、700キロ以上離れると晴れる目安といわれています。
 きょうの東京は前線から約600キロくらいで、雲が主役の空となりそうです。

気象予報士・益山 美保)

16日午後9時の天気図と衛星画像。