5月16日、都内映画館で、神木隆之介柴咲コウがW主演を務める映画「ホリック xxxHOLiC」(公開中)のトークイベントが行われ、映画オリジナルキャラクターを演じた磯村勇斗と蜷川実花監督が登壇。映画の裏話などを語った。

【写真を見る】真剣な表情で蜷川実花監督の話を聞く磯村勇斗

■「磯村くん、めちゃくちゃカッコいいので」

同作は、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPのコミックが原作。人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日(わたぬき)を神木が、対価と引き換えにどんな願いもかなえてくれるミセ(店)の女主人・侑子を柴咲が演じている。磯村は、映画オリジナルキャラクターで、ヒトでありながら女郎蜘蛛(吉岡里帆)に心酔する手下・アカグモを演じている。

ステージに登場した蜷川監督は、観客に向けて「磯村くん、めちゃくちゃカッコいいので楽しみにしていてください」とアピール。

■「アカグモは私の理想を詰め込んだ」

蜷川監督は、この映画オリジナルキャラクターが生まれた経緯について、「自由に動けるオリジナルのキャラがいたらいいなっていうところからスタートしていて。やっぱり女郎蜘蛛の手下だったら、カッコいい男の子がいいんじゃないかって思って(笑)」と語った。

そして「こうだったらいいのにな、ああだったらいいのになって思いを詰め込みまくって作ったオリジナルのキャラなので、すごく思い入れがあって…。それがどうやら磯村さんには現場から伝わっていて、私の熱い思いがそのままプレッシャーになっていたと思うんですけど(笑)。衣装合わせの時から盛り上がってましたもんね」と言うと、磯村は「すごかったですね! もう…乙女でしたね(笑)」と、現場での蜷川監督の様子を明かした。

磯村は「アカグモは私の理想を詰め込んだからみたいなところを伝えていただいたんで、これはもう何としてでも、蜷川さんの求むアカグモにしなきゃってプレッシャーもありましたけど」と認めつつも、「でもやっていて楽しかったですね」と笑顔を見せた。

磯村は写真撮影では蜷川監督と仕事をしたことがあるが、映画の仕事を一緒にするのは今回が初。初めて体験した蜷川組の撮影現場を「すごい楽しかったしエネルギッシュでしたね。僕らも芝居に対して集中できるし、作っていくっていう現場だった」としみじみ振り返っていた。

磯村勇斗、蜷川実花監督が「ホリック xxxHOLiC」イベントに登場/ ※2022年ザテレビジョン撮影