PM2.5や花粉、ハウスダスト、ウイルスなどにより、空気清浄機は今や欠かせない生活家電になっている。筆者自身も重度のアレルギー持ちで、家族もハウスダストなどのアレルギーや喘息を持っているため、家の中をきれいな空気にするための掃除は怠らないが、空気清浄機を備えることでより安心して過ごすことができるのだ。

(参考:【写真】COWAY「NOBLE」を使用した様子

 今回使用した韓国のCOWAYが販売する「NOBLE」の空気清浄機は、申し分ない機能性と、洗練されたデザインまで含めてまさにハイクラス。使い始めて、その良さを実感した。

<世界4大デザイン賞を受賞。どこに置いても溶け込むデザイン>

 NOBLEの空気清浄機が自宅に届いて感じたことは、「大きい!」ということ。幅320×高さ805×奥行き320mmと、日本製の一般的な空気清浄機に比べて1.5倍くらいの高さがあり、「大きいけど、どれぐらいの威力を発揮してくれるだろう?」というのが正直な感想だった。

 スリムなタワー型のフォルムは、ほかの空気清浄機とは一線を画す、品格のあるデザイン性が大きな特徴といえる。4面すべての側面に施されたグリル状のラインは空気の吸引口を兼ねていながらもデザイン性が高く、「GOOD DESIGN AWARD2021」や「DESIGN AWARD2021」など世界4大デザイン賞を受賞した。

 天面にはシンプルで見やすいコントロールパネル。上質さをも感じるインジケーターは、人間工学を採用した自動調光式とのことで、主張しすぎないやさしい光が昼夜問わず使いやすい。

 しかしながら、これだけの大きさをどう動かそうかと試行錯誤していると、底面になんとキャスターが装備されていた。デザインに影響しない位置にキャスターがあるのでインテリアも損なわず、持ち上げることなくスムーズに移動ができる。

 おかげで玄関からリビングに移動させる際にも、一人で難なく移動させることができた。

<4D立体フィルターシステムでウイルスや有害菌を抑制>

 電源をオンにするとホコリセンサーがリアルタイムで室内の空気の汚れを感知。天面の前面だけが開く「全面集中モード(2分)」、背面が開く「背面間接モード(2分)」、全体が開く「全体循環モード」の3つのモードを組み合わせて、風量と風向きを自動調節する。

 空気が汚れているときには部屋全体に気流を行きわたらせ、部屋の空気環境を常に最適に保ってくれる。

 4D立体フィルターシステムにより、4面から吸い込んだ空気を3ステップのフィルターで強力にろ過することができるのがCOWAY独自の浄化システム。

 天面のインジケーター数字のほか、ホコリセンサーとニオイ・ガスセンサーが空気の状態を常時モニタリングし、コーナー部分のLEDバーで空気の美しさを一目で確認することができる。例えばきれいな場合には青色に、汚れている場合には赤色に点灯する。

 もちろんPM2.5へも対応しており、濃度をデジタル数字で表示。ホコリセンサーは空気中の超微小粒子状物質(0.5μm~2.5μm)まで検知、ウイルスより小さい0.01μmの超微細な粒子を99.999%除去、浮遊ウイルスを99.99%、浮遊細菌を99.9%以上減少させる上に、4面装着の抗菌GreenHEPAフィルターでキャッチしたウイルスや有害菌の活動を99.9%以上抑制するのだとか。

 正直なところ、そこまでの微粒なウイルスの除去に関してわかるものではないが、料理でニオイが発生したときや帰宅したときにNOBLEの天面がガバッと開いて稼働音がしたり、LEDバーが赤色から青色になると、空気がきれいになっているという安心感はある。

 また、天面ボタンをタッチするだけで現在の温度と湿度もインジケーターに表示されるので、手軽に確認ができ、室内の空気や温度管理に役立っている。

<選べるシックな色合いがインテリアを邪魔しない>

 6種類のカスタムフィルターは、2種類の併用が可能で黄砂フィルターや新築フィルターダストフィルターなど空気の悩みや生活スタイルに合わせて選ぶことが可能になっている。

 カラーは写真のホワイトのほか、ベージュの2色展開。ホワイトはどんなインテリアにも馴染みながらも高級感があり、ベージュは日差しを受けて輝く砂をイメージしたカラーなのだとか。ウッド調の部屋に溶け込みながらも、高級家具のような品の良さとナチュラルさは、どちらの色も自然の中の色彩からインスピレーションを受けている。

 はじめは大きいと感じていたこの空気清浄機だが、デザイン性と機能性の高さにすっかり我が家の部屋にも馴染んで愛用している。そして、家族の健康管理の一つとして大いに役立ってくれることが何よりだ。

(文=カマタユキコ)

撮影=カマタユキコ