フケの原因は頭皮の乾燥ではなかった？
フケの原因と種類について
みなさんはフケがどういった物質で、何が原因だと思っていますか。
なんとなく、「白い粉の汚れ」と思っている方も多いかもしれませんね。
フケの原因は、頭皮にある角質が剥がれ落ちることによって発症します。
角質が剥がれたものなので汚れというわけではありませんが、あまり良い印象ではありませんね。
マラセチア菌と呼ばれる真菌が、皮脂と接触することで脂肪酸へと分解されます。
そうすると角質が剥がれ落ちやすくなり、粉をふいたようなフケが発症してしまうというわけです。
このフケには脂性フケと乾性フケの2種類があります。
文字通り、脂性フケは脂漏が原因で角質が剥がれる状態のフケ。
一方、乾性フケは脂分が少ないのにも関わらず、角質に残った皮脂腺が酸化し、乾燥することによって生まれるフケです。
どちらのフケが発症するかは、体質によるところが大きいと言われています。
頭皮の乾燥だけがフケの原因ではない！
フケの原因は乾燥が主な要因と思われがちですが、普段使用しているシャンプーによってフケが発症してしまうということも考えられます。
シャンプーを毎日使っているのにフケが出やすいという方は、自分の頭皮状態とシャンプーの成分が合っていないことが考えられます。
フケの根本的な要因は、フケとマラセチア菌の融合ですからそれを阻止すればよいわけです。
しかし、シャンプーの中には乾燥肌体質の方に向けて保湿力を高め、皮脂が分泌してしまう可能性のあるシャンプーも存在します。
「乾燥肌であれば潤いがあれば良いだろう」という安易な考え方だと、皮脂とマラセチア菌が重なってしまう可能性が高まるというわけです。
乾燥肌の人におすすめのシャンプー
では、乾燥肌の人が使えば良いシャンプーは何かというと、抗酸化作用のあるシャンプー。
抗酸化作用はフケの原因となるマラセチア菌を阻害し、菌が付着しにくくなるように免疫機能を高めてくれます。
具体的な成分としてはアスタキサンチン、ポリグルタミン酸、コエンザイムQ10、オタネ人参エキス、ザクロエキス、アスコルビン酸などが挙げられます。
乾燥肌用のシャンプーの中で、こういった成分が含まれているかどうかも併せて確認したいところですね。
またシャンプーの成分だけでなく野菜に含まれるβカロチン、大豆などに含まれているポリフェノール、茶類に含まれているカテキンにも抗酸化作用があります。
食事と合わせて対応していくと、より一段とフケを防いでくれる効果を感じられることでしょう。
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