水道橋博士・山本太郎

15日、れいわ新選組山本太郎代表がお笑いコンビ・浅草キッド水道橋博士参院選への出馬を要請した。急転直下の展開である。


■松井一郎氏に直撃取材

同日、神奈川県溝の口駅前。その日は18日に阿佐ヶ谷ロフトで行われる反維新タイガース結成式のイベント用動画を撮るために、都内で街宣をやることが分かっていた原告・松井一郎氏に被告・水道橋博士が新宿で直撃取材した。

次に銀座三越前で松井氏が演説をした後に博士が2回目の突撃。さすがに、松井氏もさすがにキレたのか、何か叫び声をあげて立ち去った。


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■山本代表の街頭記者会見にて…

18日イベントで山本代表のコメントを撮る予定だった博士は山本代表が街頭記者会見をする溝の口駅へと移動。山本氏による会見が始まるや芸人からジャーナリストに転身した水道橋博士はその場で挙手し、指名された。その際に以下の質問を投げかける。

4月25日かな、松井一郎大阪市長から訴状が届きました。名誉棄損の裁判を5月30日に大阪地裁でやるんですが、裁判費用、莫大にかかります。テレビ、ラジオの出演制限みたいなものも、上のほうで話し合われている」

「被告になった場合、テレビ、ラジオに出られないということになれば、政敵をテレビ、ラジオに出演させないために訴える方法があるわけです。裁判費用を持つ強い側、権力者側がやるのに大変な問題がある。アメリカでも30州で禁止されています。反スラップ訴訟の法律をつくりたい」。

■「出馬するのですか?」

すると、山本代表は博士に出馬しないか逆質問。博士は「お金(供託金)がないので寄付が集まるなら」と話すと、山本代表は「ウチが出しますから、ウチから出てください」と即答。水道橋は「経済政策において、一番正しいと思っているのはれいわ」と述べた。

その後、会見終了後、山本代表から「出馬するのですか?」と尋ねられると「2万%ありません」と博士は応え、山本代表は「どこかで聞いた台詞だな。それって出るってことやん?」と付け加えた。2万%ないと言って出馬したのは橋下徹大阪市長。それをパロディにしたのだ。

一日密着したジャーナリストの及川健二氏は、「『はかせ日記』を読む限り、16日にご家族の了解を得られた。Twitterでさらっと書いていますが、師匠であるビートたけし北野武)さんからも許諾がとれたようです」と語る。

「博士は一貫して『松井一郎スラップ訴訟を起こしたことについて後悔させるまで闘う』と仰っている。法廷のバトルの前に参院選でバトルをやるのではないでしょうか」とのことだ。


■今夜、出馬会見なるか…

水道橋博士

水道橋博士は今夜、阿佐ヶ谷ロフトで反維新タイガースの結成式に臨む。ゲストとして急遽、山本代表と維新キラーの大石あきこ衆院議員の共演が決まったので、晴れある出馬会見になる可能性がある。ネット視聴は6月1日18時まで可能で1,000円。

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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

水道橋博士、松井一郎大阪市長の”スラップ訴訟”に対抗 れいわから参院選出馬へ