株式会社かんき出版(本社:千代田区 代表取締役社長:齊藤龍男)は、『みんなで考えるAIとバイオテクノロジーの未来社会』(冨田 勝/著)https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276119を2022年5月25日より全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売いたします。



◆慶應SFC教授! AIとバイオテクノロジーについてわかりやすく教えてください!


2045年にAIが人間を超えるって本当!?」
コンピュータは『意識』を持てるの?」
「AIは人間の仕事を奪う?」
「AIが小説や絵を描くようになるの?」
近年、議論されてきたこれらの問題に、ズバリ! 切り込んでいくのが本書です。
著者は、1980年代からアメリカでAI研究を続けた後、研究の軸足をバイオサイエンスに移した冨田勝氏。現在は、慶應義塾大学先端生命科学研究所所長を務める、まさにAIと生命科学に関する専門家です。
そんな慶應SFC教授の人気講座をまとめた本書では、AIとは何か、をはじめ、ゲノムと生命倫理、ヒトクローン、ジェンダー、寿命、人間らしさ……などの「未来社会」のさまざまな問題について、科学的、倫理的、および哲学的な視点から考えて議論していきます。
すべて簡単には正解の出ない難しい問題ではあるものの、難解な話や、専門用語の羅列などは一切なし。
読者のギモンを代弁する一般的な大学生と冨田教授の「会話形式」で進むので、知識ゼロでも理解することができます。
本書はただ読むだけでなく、登場人物の大学生と一緒に考えを巡らせながら、過去(知識)から現在(課題)にたどることで、未来(思い)がだんだんと見えていくでしょう。



◆20年後の自分と未来の社会を考える習慣をつける


テクノロジーは人間社会にとってどういう意味があるのか、そもそも人間の幸せとはなにか、誰もが必ず死んでしまう約90年の人生とはいったいなんなのか、そしてその限られた自分の時間をどう使いたいのか。
歴史に名を遺した先人たちは、みんなそのレベルの人生哲学を持っていました。日々の仕事や勉強で忙しい現代においても、時折そういう大きな物事の根源に思いを馳せることで、自分なりの人生哲学のようなものが見えてくるかもしれません。そうすれば、自分の人生の進路を考えるうえでも、また親として子どもの進路を考えるうえでも、一本筋の通った将来ビジョンを持つことができるでしょう。
どんな専門家でも、完璧な将来予測は誰にもできません。つまり、就職先選びにしても、経済戦略にしても「正解が存在しない」のです。
ですが、自分なりに情報を集めて、頭を使って、未来のシナリオを複数持っておくことで、どう転んでも対処できるようになるはずです。
大切なことは、これら正解のない問いに正面から向き合って考えることであり、必ずしも結論を出すことではありません。
本書が、「20年後の自分」と「20年後の社会」を考える習慣を身につけるきっかけとなるでしょう。



【目次】


序章 将来ビジョンを持とう
第1章 歴史から読み解く「AIの実力」
第2章 A I と人間の違いとは?
第3章 ゲノムと生命倫理
第4章 これからのジェンダー論
第5章 ヒトクローン技術の倫理
第6章 人はなぜ老いるのか
第7章 なんのために生きているのか


【著者プロフィール】



冨田 勝 (とみた まさる)
1957年東京生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、米カーネギーメロン大学(CMU)に留学し、コンピュータ科学部で博士課程(1985)修了。その後、同大学助手、助教授、准教授、CMU自動翻訳研究所副所長を歴任。
1990年より慶應義塾大学環境情報学部助教授、教授、学部長を歴任。2001年より慶應義塾大学先端生命科学研究所所長。
米国National Science Foundation大統領奨励賞(1988)、日本IBM科学賞(2002)、文部科学大臣表彰科学技術賞(2007)、大学発ベンチャー表彰特別賞(2014)、山形県特別功労賞(2017)、第68回河北文化賞(2019)、第5回バイオインダストリー大賞(2021)などを受賞。


【書誌情報】


書名:『みんなで考えるAIとバイオテクノロジーの未来社会』
定価:1,540円(税込)
判型:46判
体裁:並製
頁数:216
ISBN:978-4-7612-7611-9
発行日:2022年5月25日
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276119
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