リヨンの元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングが、古巣のバイエルントッテナムイングランド代表FWハリー・ケイン(28)の獲得を薦めた。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。

バイエルンブンデスリーガ得点王に7度輝くなど、長年エースとしてチームに君臨してきたポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(33)の去就が不透明な状況にある。来夏で満了を迎えるの契約交渉がまとまらず、選手本人は14日に行われたブンデスリーガ最終節のヴォルフスブルク戦後に「バイエルンでの最後の試合になった可能性がある」と発言するなど、退団を意思を明らかにしている。

レヴァンドフスキにはバルセロナが関心を抱いていると報じられているが、一方でバイエルンの最高経営責任者(CEO)を務めるオリバー・カーン氏は2023年までの契約遵守を求めており、今夏の市場でどのような動きがあるか注目されている。

こうした状況を受け、2011年から10年間バイエルンに所属していたボアテングは、仮にレヴァンドフスキが退団となった場合、後釜としてケインを獲得すべきだと提案。昨シーズンはプレミアリーグで得点王とアシスト王を獲得し、今シーズンもリーグ戦36試合で16ゴール8アシストの成績を残すイングランド代表FWなら、レヴァンドフスキ退団の影響を最小限に抑えられると評価しているようだ。

「多くのストライカーが僕に感銘を与えてきたけど、現時点ではレヴィ(レヴァンドフスキ)が最高だと思う。(カリム・)ベンゼマも、今シーズン終了後にはそうなるかもしれないね。ただ個人的な意見としては、バイエルンハリー・ケインを獲得すべきだと思う」

「僕にとってケインは、トッテナムで毎日のようにゴールを決めている完璧なストライカーだ。そしてトッテナムは良いチームだが、世界屈指のクラブではない。だからバイエルンのようなチームでプレーすればとても良いことであり、最高の後釜になれるだろう。もちろん、それはバイエルン次第だけどね」

また、ボアテングは退団を希望しているレヴァンドフスキにも言及。かつてのチームメイトの心情に理解を示しており、納得のいく解決手段が見つかることを願った。

「彼のような選手にとって、新しいことがやりたいと思うのは当然だと思う。僕たちは皆、そうした考えや段階を経てここまできているのだから。大騒ぎをしなくても、双方が納得する解決策はあると思っているよ。難しいことではあるけど、夏休みに入った今は十分な時間がある」

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